市場
予報
ポンド円は166円を挟んで上下動 英国債にとっての朗報は既に終わっている=NY為替
きょうのポンド円は上げを一服させており、166円ちょうどを挟んで上下動している。値動きはあるものの方向感はない。リスク回避のドル買いが優勢となる中でドル円は上昇しているものの、ポンドが急速に戻り売りに押されており、相殺されている格好。 トラス首相は本日、クワーテング財務相を更迭し、大型減税策を修正。法人税の引き上げ凍結を撤回すると発表し、劇的に方針転換した。波乱の展開を見せていた英国債も落ち着き、ロンドン時間には英10年債利回りは4%を下回っていたが、NY時間にかけて再び上昇している。 市場からは、英国債にとっての朗報は恐らく既に終わっているとの声も出ている。法人税を予定通りに引き上げ、来年度は120億ポンドの税収増が見込まれるものの、今年度のエネルギ関連の補助金は600億ポンドに上るとも言われている。一方、英中銀は今週中に英国債の緊急購入を終了し、逆に今月末までに売却を開始する予定となっている。ただ、延期論も出ている状況。GBP/JPY 166.09 USD/JPY 148.74 GBP/USD 1.1166MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均の下げ幅400ドル超に=米国株速報
NY株式14日(NY時間14:42)ダウ平均 29636.83(-401.89 -1.34%)ナスダック 10359.96(-289.19 -2.72%)CME日経平均先物 26665(大証終比:-385 -1.44%)
CFTCは今週も週間報告の公表を延期
米商品先物取引委員会(CFTC)は、英IONトレーディングのサイバー攻撃による影響が業界を揺るがし続けているとして、週末に公表する週間建玉報告の公表を延期しているが、今週も公表を延期すると発表した。
CFTCは今週も週間報告の公表を延期
米商品先物取引委員会(CFTC)は、英IONトレーディングのサイバー攻撃による影響が業界を揺るがし続けているとして、週末に公表する週間建玉報告の公表を延期しているが、今週も公表を延期すると発表した。
ドル買い一服も、ドル円は本日高値圏での推移=NY為替後半
NY時間の終盤に入ってドル買いは一服しているものの、ドル円は本日高値圏での推移が続いている。きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となっており、ドル円は一時148円台後半まで上げ幅を拡大した。この日発表の10月調査分のミシガン大消費者信頼感指数をきっかけに、リスク回避の雰囲気が広がりドル買いが強まった。 指数が予想を上回ったほか、1年および5-10年先のインフレ期待も予想以上に上昇し、ネガティブな雰囲気が広がっている。150円をターゲットに入れた感もあるドル円だが、いまのところ財務省が出てくる気配がないことも、上値追いの安心感につながっているのかもしれない。 財務省は為替介入によりドル円を押し下げようとしているのではなく、あくまで、投機筋などによる過度に急激な変動を抑制しようというスタンス。それが米国とのお約束。ただし、今週に入って再び上値追いが過熱気味になっていることは否めない。過熱感を測るテクニカル指標であるRSIも買われ過ぎの水準に再び上昇。そろそろ留意される状況にはあり、150円へのアプローチは慎重に行くべきかもしれない。 ユーロドルは戻り売りが優勢となり、0.97ドル台前半に伸び悩んだ。基本的にユーロはドルやポンドに振らされる展開が続いており、ユーロ自身の材料では動いていない。足元のインフレが過去最高水準まで上昇していることから、ECBの利上げ期待は根強いものの、リセッション(景気後退)への警戒もあり、ユーロは上値を上値を追えない状況。 そのような中で市場からは、今月27日の次回ECB理事会で量的引締め(QT)が議論されるとみられている。一部からは、ECBは来年2月で利上げサイクルを終了し、3月もしくは第2四半期にQTを開始との見方が出ている。 保有国債を売却するのではなく、満期を迎えた保有国債の再投資を徐々に減らして行くことで、バランスシートの縮小を試みると見て...
アトランタ連銀総裁が中央銀行の規則に反する取引
ボスティック・アトランタ連銀総裁がきょう、個人的な財務管理者が中央銀行の規則に反する取引を行ったことを明らかにした。総裁が取引を指示する能力を持たない第三者機関の管理者が行ったものだという。同総裁は具体的な取引の内容やタイミングは知らなかったと述べている。 FOMCの前々週の土曜日からFOMC委員が発言を控えるブラックアウト期間中に不注意な取引があったとしている。これを受けパウエル議長が調査開始を指示し、昨年にFRBを巻き込んだ倫理スキャンダルの新しい章が始まる。
アトランタ連銀総裁が中央銀行の規則に反する取引
ボスティック・アトランタ連銀総裁がきょう、個人的な財務管理者が中央銀行の規則に反する取引を行ったことを明らかにした。総裁が取引を指示する能力を持たない第三者機関の管理者が行ったものだという。同総裁は具体的な取引の内容やタイミングは知らなかったと述べている。 FOMCの前々週の土曜日からFOMC委員が発言を控えるブラックアウト期間中に不注意な取引があったとしている。これを受けパウエル議長が調査開始を指示し、昨年にFRBを巻き込んだ倫理スキャンダルの新しい章が始まる。
14日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 147.12 0.9776 143.94高値 148.86 0.9808 144.84安値 147.06 0.9708 143.48終値 148.67 0.9722 144.62
東京時間に伝わった指標・ニュース
東京時間に伝わった指標・ニュース※経済指標【日本】国内企業物価(1月)08:50結果 0.0%予想 0.3% 前回 0.5%(前月比)結果 9.5%予想 9.8% 前回 10.2%(前年比)【中国】生産者物価指数(1月)10:30結果 -0.8%予想 -0.5% 前回 -0.7%(前年比)消費者物価指数(1月)10:30結果 2.1%予想 2.2% 前回 1.8%(前年比)※要人発言やニュース【日本】政府、日銀総裁後任人事案について14日午前11時に国会に提示日銀、14日に5年物の共通担保資金供給オペレーションを実施鈴木財務相現時点で日銀との共同声明の見直しについて言及するのは時期尚早共同声明の取り扱いについて、次期総裁とも議論する必要がある黒田日銀総裁賃上げにポジティブな状況になっていることは確かだが、中小企業含め予断を持つことなく動向を十分に注視経済は比較的順調に回復している、足元の4%の消費者物価指数の上昇率は輸入物価要因がほとんどだ雨宮日銀副総裁現段階ではさらなるYCCの柔軟化が必要とは考えてない持続的・安定的な物価目標の達成には距離あるあくまで、持続的・安定的な物価目標の実現を目指すYCCには副作用がある基本的に現在の金融緩和を維持することが適当【米中関係】NYタイムズ中国の偵察用気球の件以降、米政権はAIなど中国のハイテク企業への投資を停止するための新しい規制を検討しているこの措置は今後2カ月以内に発行される可能性があるほか、EUとも協力する。【豪州】豪中銀、四半期ごとの経済予測および金融政策見通し豪中銀は現在、2024年半ばまでに平均コアインフレが3.25%に低下すると予想(前回予想の3.5%から引き下げ)ただ、今年末の調整平均インフレ予想は3.75%から4.25%に引き上げ現在の高インフレが一時的なものに過ぎないようにするため、さらなる利上げが必要になると予...
為替相場まとめ10月10日から10月14日の週
10日からの週は、ドル円が148円台に上昇、32年ぶりの高値水準となった。米生産者・消費者物価指数がいずれも予想を上回る伸びを示したことが、米金融当局の大幅利上げ観測をより確かなものとした。市場では11月・12月にそれぞれ75bp利上げを織り込んでいる。加えて、黒田日銀総裁が緩和継続姿勢を再確認しており、日米金利差拡大見通しが意識された。パニック的な円安の動きとはならず、円買い介入は封印されている。ドル相場全体を見渡すとドル高一辺倒でもなく、対欧州通貨を中心にドル安に傾く局面もあった。なかでもポンドドルが堅調。英中銀は14日で長期債などの一時購入措置の終了を確認する一方、その後も流動性支援措置は継続すると表明。10月31日に前倒し発表される英政府の中期財政計画およびOBR経済予測については、減税案の方向転換に向けて作業中との報道が好感された。週末にはクワーテング英財務相が更迭され、新財務相には元外相のハント氏が指名された。一連の動きを受けて、市場の不透明感がかなり払拭された。ポンドドルは1.10台割れとなったあと1.13台へと一時上昇。ユーロドルは米消費者物価指数発表後に0.96台前半に下落する場面があったがその後は一時0.98台を付ける動き。ただ、週末には再びドル買いに押されている。ミシガン大指数が良好で、1年および5-10年先のインフレ期待も予想以上に上昇した。(10日) 東京市場はスポーツの日の祝日のため休場。 ロンドン市場は、先週からのドル買い圧力が継続。ドル円は週明けのアジア市場で一時145.67レベルと高値を伸ばした。9月22日の為替介入直前の高値145.90レベルに再接近。その後は145円台前半へと調整が入ったが、足元では145円台半ばと底堅い動き。ロンドン序盤は対欧州通貨でのドル買いが目立った。ユーロドルは0.97台割れから0.9682近辺に安値を広げた。...
CFTC建玉報告 主要通貨 ファンド勢は円の売り越し増加
IMM通貨先物10月11日主要国通貨 円の売り越し減少円 77393枚の売り越し 4230枚の売り越し減ユーロ 37499枚の買い越し 6183枚の買い越し減ポンド 39170枚の売り越し 10369枚の売り越し減スイスフラン 5890枚の売り越し 962枚の売り越し減ICEドル指数 32786枚の買い越し 1089枚の買い越し増レバレッジド・ファンズ10月11日主要国通貨 円の売り越し増加円 30843枚の売り越し 6516枚の売り越し増ユーロ 33782枚の売り越し 3880枚の売り越し増ポンド 15121枚の買い越し 2729枚の買い越し増スイスフラン 467枚の売り越し 879枚の売り越し減
ドル円しっかりも、介入警戒感が上値抑える=東京為替概況
ドル円しっかりも、介入警戒感が上値抑える=東京為替概況 ドル円は147円台前半での推移が続いた。昨日の海外市場で米消費者物価指数発表後に直近高値を更新し、1998年の高値もわずかに超える147円67銭まで上昇。その後1円超の急落の場面などを経て、147円台前半で東京市場を迎えた。 海外市場で調整を経て上昇基調に復したこともあり、東京朝はいったん上昇。147円40銭台を付ける動きに。しかし、介入警戒感もあって、147円台半ばからの買いには慎重姿勢が見られ、147円06銭まで調整が入った。調整一服後は買い戻し。午後は147円40銭台を中心に小動きと、高値圏もみ合いに。147円台半ばからを買うだけの勢いが見られずも、下がらず。 ユーロ円はユーロドルがドル安傾向の中上昇する一方で、ドル円が押し目から買い戻しが入ったことで144円を挟んでの推移まで上昇して東京朝に。昼前に海外市場の高値144円10銭を超えて上値を伸ばしその後は144円20銭台を中心とした推移。高値は144円34銭まで。 昨日米株高がリスク警戒のドル買いの後退に繋がり、0.98ドル台を一時付けたユーロドル。0.97台後半に落として東京市場を迎え、昼前にいったん0.98台を回復。0.9808前後まで上昇も、0.98台での買いには慎重。 昨日、減税法案の見直しとの報道が買いを誘ったポンドドルは1.13台前半を中心とした堅調推移が続いた。MINKABU PRESS 山岡和雅
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- 10/02/2023ドル円 ユーロドル ユーロ円...
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