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ドル買い加速 ドル円は介入以降の高値上抜く 米雇用統計がタカ派姿勢を正当化=NY為替概況
きょうのNY為替市場はドル買いが加速し、ドル円は一時145.45円付近まで上げ幅を拡大した。9月22日の財務省の為替介入以降の最高値である145.30円を突破する動きが出ている。朝方発表の米雇用統計がFRBのタカ派姿勢を正当化する内容となったことから、発表後にドル買いが強まった。 非農業部門雇用者数(NFP)は26.3万人増と前回から増加幅は鈍化しているものの、力強い雇用を示している。また、失業率は3.5%と半世紀ぶりの水準に低下した。最近注目されている労働参加率が低下したことも注目される。市場は、パンデミックで労働市場から離れていた潜在労働者が労働市場に戻ってくることで労働需給が改善し、ひっ迫感が緩むと期待している。しかし、今回の労働参加率低下はその期待を後退させる内容となっていた。 米雇用統計発表後に米国債利回り上昇、株安、為替市場はリスク回避のドル買いが見られている。市場ではFRBが積極引き締めを続けるとの見方から、安全資産に人気が集まっている。そのため、ドルは当面下げに転じることはないとの見方も出ている。 FRBが制限的な政策スタンスを緩和させ、さらに、地政学リスクの緩和、エネルギー供給の安定性、経済リスク軽減によって、市場のリスク許容度が向上するまでは、ドルは地合いを変えることは難しいという。 ユーロドルは下げが加速し、0.97ドル台前半まで下落している。このところのユーロの買戻しは時期尚早であり、年末までに再びユーロは下値を試す可能性があるとの指摘も出ている。ユーロ圏の低成長と高インフレは引き続きECBを苦しめ、ユーロを弱体化させるという。さらに、ウクライナ紛争および、欧州とロシアの不安定な関係の解決はまだ先のことのように思われる。欧州はエネルギー供給の問題に直面しており、ユーロはさらに悪化する可能性が高いとしている ユーロドルをショート、下値ターゲットは0....
来週の主な予定 米消費者物価指数にFOMC議事録、中国共産党大会 14日で英中銀の緊急国債購入終了
来週の主な予定 米消費者物価指数にFOMC議事録、中国共産党大会 14日で英中銀の緊急国債購入終了10日(月)スポーツの日祝日のため東京市場は休場ブレイナードFRB副議長、講演シカゴ連銀総裁、講演全米企業エコノミスト協会(NABE)年次会合IMF世銀年次総会(16日まで)国際金融協会(IIF)年次会合(14日まで)コロンブスデー祝日のため米債券市場は休場11日(火)日本、入国者数上限撤廃などの水際対策緩和日本景気ウォッチャー調査(9月)ベイリー英中銀総裁、講演クリーブランド連銀総裁、講演IMF世界経済見通し12日(水)韓国中銀政策金利米生産者物価指数(9月)ドイツ10年債入札イギリス5年債入札ラガルドECB総裁、講演ボウマンFRB理事、講演ミネアポリス連銀総裁、講演米FOMC議事録(9月20日-21日開催分)香港行政長官、演説香港英商会会合(13日まで)G20財務相中銀総裁会議(13日まで)13日(木)日本国内企業物価指数(9月)日銀生活意識に関するアンケート調査米消費者物価指数(9月)国際エネルギー機関(IEA)石油市場リポート(10月)14日(金)中国貿易統計(9月)中国消費者物価指数・生産者物価指数(9月)米小売売上高(9月)米ミシガン大学消費者信頼感指数(10月)英中銀、緊急長期国債買い入れ終了15日(土)ベイリー英中銀総裁、講演セントルイス連銀総裁、講演米財務省、半期に1度の為替報告書の議会提出期限16日(日)中国共産党大会開幕(北京)※予定は変更することがあります
ダウ平均の下げ幅400ドル超に=米国株速報
NY株式7日(NY時間09:47)ダウ平均 29513.88(-413.06 -1.36%)ナスダック 10822.34(-250.97 -2.25%)CME日経平均先物 26975(大証終比:-125 -0.46%)
NYカットでのドル円のオプションの期日到来は現行付近にはなし=NY為替
きょうのNY為替市場、先ほど発表された9月の米雇用統計を受けてドル買いが強まっており、ドル円は一時145.35円付近まで上昇した。米雇用統計は予想を上回る内容となり、FRBのタカ派姿勢を正当化する内容となっている。 このあと日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。7日(金)143.50 (3.8億ドル)10日(月)147.35 (7.8億ドル)USD/JPY 145.10MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
【来週の注目材料】YCC再修正・撤廃に向けた期待強まる=日銀金融政策決定会合
【来週の注目材料】YCC再修正・撤廃に向けた期待強まる=日銀金融政策決定会合 17・18日に2023年最初の日銀金融政策決定会合が開催されます。今回は経済・物価情勢の展望(日銀展望レポート)が公表される回にあたっています(1、4、7、10月の会合で公表)。 前回12月の会合では、大方の無風予想に対して、YCC(長短金利操作)の修正を行いました。長期金利(10年国債利回り)について、0%の誘導目標を維持しつつ、変動許容幅を従来のプラスマイナス0.25%から0.5%に拡大したものです。マイナスに振れることは現状では想定しにくいため、0.5%までの上昇を容認した事実上の利上げであると市場は捉え、一気に円高が進みました。2013年に始まった異次元緩和、さらには2016年に始まったYCCの転換点という見方が広がっています。一方日銀は12月会合の対応は利上げではないと否定しています。債券市場での利回りは長期に向かった上昇する中、指値オペなどにより0.25%に抑えられていた10年ところでいったん下がり、その後さらに上昇する形となっており、イールドカーブ(利回り曲線)は窪みのあるいびつな形をしていました。こうした歪みを解消し、市場機能の改善を図るためのものという説明になっています。 しかし、歪み自体は解消されていません。10年国債利回りは1月に入って0.5%で張り付く場面が目立ち、利回り曲線は10年ところで窪みを作っています。また10年国債利回りは13日に入って0.5%を超えて上昇しています。0.5%で無制限の指値オペを実施しながら0.5%を超えるというかなり厳しい状況といえます(指値オペの対象とならない補完供給オペで借り入れた国債などの影響)。 12月の会合後、1月の会合での再調整を見込む動きが見られましたが、6日に通信社が複数の関係者筋からの情報として、12月に決定したYCC修正の影響...
ダウ平均の下げ幅500ドル超に=米国株速報
NY株式7日(NY時間10:03)ダウ平均 29416.37(-510.57 -1.69%)ナスダック 10759.14(-314.17 -2.82%)CME日経平均先物 26885(大証終比:-215 -0.80%)
ポンドドルが1.10ドルより上の水準を維持する可能性は低い=NY為替
きょうのNY為替市場は、この日発表の米雇用統計がFRBのタカ派姿勢を正当化する内容となったことで、為替市場はドル買いが強まっている。そのような中でポンドドルは下げが加速しており、一時1.10ドル台に下落する場面が見られた。 きょうの下げで21日線を下放れる展開が見られており、再び下値警戒感が高まっている。フィボナッチ50%戻しの水準が1.1010ドル付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。 市場からは、ポンドドルが1.10ドルより上の水準を長期間維持する可能性は低いとの声も聞かれる。英国債市場の脆弱性と英財政および経常収支の悪化を考慮すると、1.10ドルを超える現在の水準は維持できないという。1.10ドル以下の水準に下落するかどうかではなく、いつ下落するのかの問題だとしている。GBP/USD 1.1107 GBP/JPY 161.27 EUR/GBP 0.8806MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ユーロの最近の回復は時期尚早 ショート推奨も=NY為替
きょうのNY為替市場は、この日発表の米雇用統計がFRBのタカ派姿勢を正当化する内容となったことで、為替市場はドル買いが強まっている。そのような中でユーロドルは下げが加速し、一時0.97ドル台前半まで下落する場面が見られた。ただ、下値では買いも見られる中、0.97ドル台後半まで下げ渋る展開。対ポンドでの買いがユーロの下値をサポートしているとの声も聞かれる。 ただ、ユーロの買戻しは時期尚早であり、年末までに再びユーロは下値を試す可能性があるとの指摘も出ている。ユーロ圏の低成長と高インフレは引き続きECBを苦しめ、ユーロを弱体化させるという。さらに、ウクライナ紛争および、欧州とロシアの不安定な関係の解決はまだ先のことのように思われる。欧州はエネルギー供給の問題に直面しており、ユーロはさらに悪化する可能性が高いとしている ユーロドルをショート、下値ターゲットは0.96ドル、ストップを1.01ドルに置くよう推奨しているという。EUR/USD 0.9776 EUR/JPY 141.96 EUR/GBP 0.8802MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
CFTC建玉報告 資源国通貨 豪ドルの売り越し減少
IMM通貨先物1月10日資源国通貨 豪ドルの売り越し減少カナダ 30955枚の売り越し 4189枚の売り越し増豪ドル 33690枚の売り越し 2577枚の売り越し減NZドル 7350枚の買い越し 130枚の買い越し減レバレッジド・ファンズ1月10日資源国通貨 豪ドルの売り越し減少カナダ 16044枚の売り越し 4120枚の売り越し増豪ドル 8416枚の売り越し 63枚の売り越し減NZドル 3564枚の買い越し 4185枚増加し買い越しに転じる
ミネアポリス連銀総裁 今後さらに利上げが行われる可能性が高い
先ほどからカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わっており、「今後さらに利上げが行われる可能性が高い」と述べた。・今後さらに利上げが行われる可能性が高い。・インフレはかなり高過ぎる。・FRBがインフレを回復させることに確信がある。
雇用統計後、カナダドルは対ドルでも上昇 原油が急伸=NY為替
きょうのNY為替市場は米雇用統計を受けてドル買いが強まっているものの、それ以上にカナダドルの買いが強まっており、ドルカナダは売りが優勢となっている。対円でもカナダドルは上昇し、カナダ円は一時106円台まで上昇する場面が見られた。 きょうは米雇用統計が発表になっていたが、カナダも雇用統計を発表。予想を上回る雇用増加を示し、失業率も予想以上に低下した。市場からは、カナダの雇用統計が堅調であれば、カナダ中銀の利上げ観測が高まる可能性があるとの声も出ていたが、その期待を追認する内容ではあった。今週はマクレム・カナダ中銀総裁の講演が伝わっていたが、追加利上げの可能性に言及していた。ただ、FRBの期待に追いつくことはないだろうとも見られている。 また、原油相場が急伸していることもカナダドルをサポート。WTIは一時92ドル台後半まで急伸している。【カナダ】雇用者数増減(9月)21:30結果 2.11万人予想 2.05万人 前回 -3.97万人失業率結果 5.2%予想 5.4% 前回 5.4%USD/CAD 1.3713 CAD/JPY 105.94MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
【海外市場の注目ポイント】米金融大手決算など
日本時間午後8時45分に米金融大手のバンク・オブ・アメリカの決算、同午後9時に米金融大手のウェルズ・ファーゴとJPモルガン・チェースの決算、同午後10時に米金融大手のシティグループの決算が発表される。バンク・オブ・アメリカの1株当たりの利益に対する大方の予想は0.78ドル、ウェルズ・ファーゴの1株当たりの利益に対する大方の予想は1.33ドル、JPモルガン・チェースの1株当たりの利益に対する大方の予想は3.10ドル、シティグループの1株当たりの利益に対する大方の予想は1.16ドルになっている。米連邦準備理事会(FRB)の一連の大幅な利上げによる金利収入の増加で、予想よりも良好な決算となるようであれば、この日の米株式市場が上昇するとの期待感が強まり、リスク選好の動きで円が売られる可能性がある。 また、日本時間14日午前0時に1月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も発表される。大方の予想は60.7となっており、前月の59.7を上回り、2カ月続けて上昇するとみられている。 MINKABU PRESS
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