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ポンドドルはリバウンド相場に回帰するか注目 ただ、弱気な見方も根強い=NY為替
きょうの為替市場はドル売りが優勢となる中、ポンドドルは1.25ドル台後半まで買い戻されている。前日は1.2460ドル付近まで一時下落し、21日線を試すかにも思われたが、その水準は堅持している。明日の米雇用統計を受けて、5月中旬以降のリバウンド相場に回帰するか注目される。 ただ、ポンドに弱気な見方も根強い。英中銀が今月16日の金融政策委員会(MPC)で0.50%ポイントの利上げを実施すれば、ポンドは上昇の可能性もあるが、その可能性は低く、0.25%ポイントの通常利上げに留まると見られている。そのため、今後数カ月間、ポンドは苦戦を強いられるとの予想が多いようだ。 英国は主要国の中で、遥かに困難な経済環境、遥かに困難な政策選択、遥かに困難な政治環境に直面していることがポンドを圧迫するという。英中銀の利上げに関する上振れサプライズがあれば別だが、ポンドドルは1.20ドルまで下落する可能性もあると指摘している。GBP/USD 1.2578 GBP/JPY 163.23 EUR/GBP 0.8540MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
NY他市場 1時台 ダウ平均は83ドル高 ナスダックは1.3%高
NY株式2日(NY時間12:06)ダウ平均 32896.81(+83.58 +0.25%)ナスダック 12156.83(+162.37 +1.35%)CME日経平均先物 27620(大証終比:+160 +0.58%)欧州株式2日GMT16:06英FT100 休み独DAX 14485.17(+144.70 +1.01%)仏CAC40 6500.44(+81.55 +1.27%)米国債利回り(NY時間12:06)2年債 2.648(+0.006)10年債 2.922(+0.016)30年債 3.093(+0.036)期待インフレ率 2.684(+0.028)※期待インフレ率は10年債で算出各国10年債ドイツ 1.237(+0.050)英 国 2.155(+0.054)カナダ 3.018(+0.042)豪 州 3.500(+0.081)日 本 0.237(-0.001)NY原油先物7 月限(WTI)(NY時間12:06)1バレル=116.72(+1.46 +1.27%)NY金先物8 月限(COMEX)(NY時間11:56)1オンス=1872.70(+24.00 +1.30%)ビットコイン(ドル)(NY時間12:06)1ビットコイン=30266.25(+644.63 +2.18%)ビットコイン(円建・参考値)(NY時間12:06)1ビットコイン=3929467(+83692 +2.17%)※円はドル円相場からの計算値※CME日経平均先物は10分遅れ
明日は米雇用統計 ドルに方向性を与える可能性は低いとの見方も=NY為替
きょうのドル円は前日までの上げを一服させており、129円台での推移となっている。NY時間の朝方に一時129.50円近辺まで下落する場面が見られたが、買い戻しも出て129.80円近辺まで下げ渋る動き。ドル自体は軟調な動きが見られているが、下落して始まった米株式市場が買い戻されており、円安がドル円の下値をサポートしている。 明日は5月の米雇用統計が発表され、市場の注目を集めている。非農業部門雇用者数(NFP)は前月比32.5万人増と前回よりは伸びが緩むと見込まれている。その一方で、失業率は3.5%まで低下し、平均時給は前月比0.4%の上昇が見込まれている。NFPの伸び鈍化は労働需要の軟化というよりも、労働者の供給が制限された結果との分析も出ており、労働力不足が引き続き賃金上昇圧力をかけていることが示される可能性があるという。 この状況は今後数カ月に渡って劇的に変化することはなく、基本的なインフレ圧力は続くが、それがドルに方向性を与える可能性は低いと指摘している。FRBはすでに、インフレリスクに対して大規模かつ決定的な金利措置を取っており、失業率が0.1%ポイントの低下または上昇したとしても、FRBの現在のアプローチには何の変化も与えないという。従って、今回の米雇用統計はドルに決定的な影響を与えるものにはならないと見ているようだ。USD/JPY 129.76 EUR/JPY 139.34GBP/JPY 163.04 AUD/JPY 94.18MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル円は129円台後半 明日は米雇用統計=NY為替後半
NY時間の終盤に入ってドル円は129円台後半での推移が続いている。きょうのドル円は前日までの上げを一服させ、129円台での推移。NY時間の朝方に一時129.50円近辺まで下落する場面が見られたが、下げ渋っている。ドル自体は軟調な動きが見られているが、下落して始まった米株式市場が買い戻されており、円安がドル円の下値をサポートした。 明日は5月の米雇用統計が発表され、市場の注目を集めている。非農業部門雇用者数(NFP)は前月比32.5万人増と前回よりは伸びが緩むと見込まれている。その一方で、失業率は3.5%まで低下し、平均時給は前月比0.4%の上昇が見込まれている。NFPの伸び鈍化は労働需要の軟化というよりも、労働者の供給が制限された結果との分析も出ており、労働力不足が引き続き賃金上昇圧力をかけていることが示される可能性があるという。 この状況は今後数カ月に渡って劇的に変化することはなく、基本的なインフレ圧力は続くが、それがドルに方向性を与える可能性は低いと指摘している。FRBはすでに、インフレリスクに対して大規模かつ決定的な金利措置を取っており、失業率が0.1%ポイントの低下または上昇したとしても、FRBの現在のアプローチには何の変化も与えないという。従って、今回の米雇用統計はドルに決定的な影響を与えるものにはならないと見ているようだ。 なお、きょうはブレイナードFRB副議長の発言が伝わり、副議長は「9月の利上げ休止は非常に想定しにくい」と述べた。発言が伝わった直後はドル円も130円台に戻す場面が見られたものの、一時的な動きに留まっている。 ユーロドルは1.07ドル半ばまで上げ幅を拡大。市場はECBの利上げ期待を高めており、7月の利上げ開始以降、年末までのいずれかの理事会で0.50%ポイントの大幅利上げを実施との見方を織り込む動きが出ている。 ただ、ユーロドルの先行きに弱気...
カナダ円は103円台まで上昇 カナダ中銀のボードリ副総裁が3%超までの利上げの可能性に言及=NY為替
きょうもカナダドルは買いが続いており、カナダ円は103円台まで上昇している。前日にカナダ中銀は0.50%ポイントの大幅利上げを決めたが、追加利上げを示唆したうえで、さらに強い措置の可能性にも言及した。 きょうはカナダ中銀のボードリ副総裁の発言が伝わり、政策金利はカナダ中銀が中立的な範囲と見なす2-3%の間の上限、あるいはそれ以上に上昇する可能性があるとの認識を示していた。同副総裁によると、今週の政策委員会では、物価上昇圧力が引き続き上向きで、その幅も広がっており、インフレは緩和する前にさらに上昇する可能性を議論したという。 3%超までの利上げの可能性があるとの見方から、カナダドルは買いで反応している格好。USD/CAD 1.2571 CAD/JPY 103.29MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル円は129円台での推移 明日は米雇用統計=NY為替前半
きょうのドル円は前日までの上げを一服させ、129円台での推移となっている。NY時間の朝方に一時129.50円近辺まで下落する場面が見られたが、129.80円近辺まで下げ渋っている。ドル自体は軟調な動きが見られているが、下落して始まった米株式市場が買い戻されており、円安がドル円の下値をサポートしている。 明日は5月の米雇用統計が発表され、市場の注目を集めている。非農業部門雇用者数(NFP)は前月比32.5万人増と前回よりは伸びが緩むと見込まれている。その一方で、失業率は3.5%まで低下し、平均時給は前月比0.4%の上昇が見込まれている。NFPの伸び鈍化は労働需要の軟化というよりも、労働者の供給が制限された結果との分析も出ており、労働力不足が引き続き賃金上昇圧力をかけていることが示される可能性があるという。 この状況は今後数カ月に渡って劇的に変化することはなく、基本的なインフレ圧力は続くが、それがドルに方向性を与える可能性は低いと指摘している。FRBはすでに、インフレリスクに対して大規模かつ決定的な金利措置を取っており、失業率が0.1%ポイントの低下または上昇したとしても、FRBの現在のアプローチには何の変化も与えないという。従って、今回の米雇用統計はドルに決定的な影響を与えるものにはならないと見ているようだ。 なお、きょうはブレイナードFRB副議長の発言が伝わり、副議長は「9月の利上げ休止は非常に想定しにくい」と述べた。発言が伝わった直後はドル円も130円台に戻す場面が見られたものの、一時的な動きに留まっている。 ユーロドルは1.0740ドル付近まで上げ幅を拡大。市場はECBの利上げ期待を高めており、7月の利上げ開始以降、年末までのいずれかの理事会で0.50%ポイントの大幅利上げを実施との見方を織り込む動きが出ている。 ただ、ユーロドルの先行きに弱気な見方は依然として根強く...
2日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 130.13 1.0650 138.58高値 130.24 1.0750 139.61安値 129.51 1.0645 138.39終値 129.84 1.0747 139.55
NY時間に伝わった発言・ニュース
※経済指標【米国】ADP雇用者数(5月)21:15結果 12.8万人予想 30.0万人 前回 20.2万人(24.7万人から修正)(前月比)新規失業保険申請件数(05/15 - 05/21)21:30結果 20.0万件予想 21.0万件 前回 21.1万件(21.0万件から修正)(前週比)非農業部門労働生産性指数(確報値)(2022年 第1四半期)21:30結果 -7.3%予想 -7.5% 前回 -7.5%(前期比)単位労働コスト結果 12.6%予想 11.6% 前回 11.6%(前期比)耐久財受注(確報値)(4月)23:00結果 0.5%予想 0.4% 前回 0.4%(前月比)結果 0.4%予想 0.3% 前回 0.3%(コア・前月比)製造業新規受注(4月)23:00結果 0.3%予想 0.7% 前回 1.8%(2.2%から修正)(前月比)米週間石油在庫統計(バレル・前週比)00:00原油 -506.8万(4億1473万)ガソリン -71.1万(2億1900万)留出油 -52.9万(1億0639万)(クッシング地区)原油 +25.6万(2503万)*()は在庫総量【カナダ】住宅建設許可(4月)21:30結果 -0.6%予想 0.5% 前回 -9.3%(前月比)※発言・ニュースブレイナードFRB副議長・9月の利上げ休止は非常に想定しにくい。・非常に強い経済が多少冷え込むと想定。・需要を緩和することでインフレを抑制できると考えている。・インフレを下げるために必要なことを行う。・需要緩和によるインフレ抑制への道筋を探る。・FRBの手段は需要冷却に非常に効果的。・FRBは供給ショックに影響を与えることができない。・FRBの手段は望ましい効果を持ち始めている。メスター・クリーブランド連銀総裁・景気後退のリスクは高まるが、急激な後退は回避可能。・6月と7月のFOMCで0.50%ポイ...
朝のドル円は129円80銭台、海外市場で調整入るも、下値はしっかり=東京為替
朝のドル円は129円80銭台、海外市場で調整入るも、下値はしっかり=東京為替 130円台を付けていたドル円は海外市場で129円台半ばへ調整が入る場面が見られるなど、一気の上値追いにやや慎重な姿勢が見られた。もっとも底堅さは継続しており、朝は129円80銭台での推移に。USDJPY 129.86
2日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 162.49 93.38 102.80高値 163.42 94.38 103.35安値 162.12 92.85 102.46終値 163.30 94.35 103.29
東京市場 ピボット分析(主要国通貨)
東京市場 ピボット分析(主要国通貨)ピボット分析ドル円終値129.84 高値130.24 安値129.51130.95 ハイブレイク130.59 抵抗2130.22 抵抗1129.86 ピボット129.49 支持1129.13 支持2128.76 ローブレイクユーロドル終値1.0747 高値1.0750 安値1.06451.0888 ハイブレイク1.0819 抵抗21.0783 抵抗11.0714 ピボット1.0678 支持11.0609 支持21.0573 ローブレイクポンドドル終値1.2578 高値1.2587 安値1.24701.2737 ハイブレイク1.2662 抵抗21.2620 抵抗11.2545 ピボット1.2503 支持11.2428 支持21.2386 ローブレイクドルスイス終値0.9581 高値0.9637 安値0.95750.9682 ハイブレイク0.9660 抵抗20.9620 抵抗10.9598 ピボット0.9558 支持10.9536 支持20.9496 ローブレイク
【本日の見通し】雇用統計次第、参加者が少なく警戒感
【本日の見通し】雇用統計次第、参加者が少なく警戒感 21時半の米雇用統計次第。米国の積極的な引き締め姿勢がドル買いを誘う中、雇用統計にも注目が集まる。非農業部門雇用者数の事前予想は前回から鈍化を示すもすでにパンデミック前の雇用水準に近づいてきており、一時のような大幅な回復を望めないことを考えると十分に多い数字。失業率の低下見込みと合わせ、高水準が期待されている。米国の積極的な引き締め姿勢を支える形となりドル買いが期待されるところ。 ただ、ISM製造業景気指数の雇用部門が50を割り込み昨日のADPもかなり弱く出るなど、関連指標の弱さが見られる。予想を割り込んでの鈍い伸びとなる可能性は十分にある。この場合、いったんドル売りが大きく進む可能性があるだけに発表までは積極的な取引を手控える流れか。英国が昨日から休場、本日は中国、香港も休場となり参加者が少ないことも様子見ムードに拍車をかけそう。MINKABU PRESS 山岡和雅
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