市場
予報
ロシアに「支払い不履行」の信用事由発生
クレジットデリバティブ決定委員会(CDDC)は、ロシアが債務支払い義務の完全な履行を怠ったと判断した。ロシアが当初予定より遅れて5月初めに行った債務の支払いに190万ドルの追加利息が含まれなかったとして、CDDCはクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)における「支払い不履行」のクレジットイベント(信用事由)が発生したと説明した。
ECBは6月の理事会で正常化について非常に明確なメッセージを出すとの見方=NY為替
きょうのNY為替市場はドル買いが強まる中、ユーロドルは戻り売りが強まっており、1.06ドル台前半に下落している。本日は1.0590ドル付近に21日線が来ており、目先の下値メドとして意識される。 来週6月9日にECB理事会が予定されており注目となるが、ECBは6月の理事会で正常化について非常に明確なメッセージを出すとの見方が出ている。市場は利上げ期待を高めているが、6月の理事会ではそれは見送られることが確実視されている。しかし、インフレが大幅に上昇する中、その次の7月理事会での利上げ開始に向けて政策の正常化が始まるという非常に明確なメッセージを出すと見ているようだ。ただ、7月の利上げ以降は成長とインフレの組み合わせの変化に大きく左右されるという。 ECBが年内に中銀預金金利を計0.75%ポイント引き上げて、現在のマイナス0.50%からプラス0.25%まで引き上げると予想。一部からは年内に計1.00%ポイント引き上げるのではとのタカ派な見方も出ているが、下期に経済活動が大幅に鈍化する可能性を考慮すれば、年内に計1.00%ポイント引き上げ期待は行き過ぎとも指摘している。EUR/USD 1.0639 EUR/JPY 138.41 EUR/GBP 0.8533MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株式リターンが強い場合、最も恩恵を受けそうなのはカナダドル、豪ドル、ポンド=NY為替
きょうはドル買いの動きが強まっており、ドル円も130円台を回復している。5月12日以来。この日発表になった5月のISM製造業景気指数を受けて為替市場はドル買いの反応が強まった。ISM指数は56.1と予想外に上昇に転じたことが、ドル買いを誘発した模様。米国債利回りも上げを加速させ、ドル円の買い戻しを誘っているようだ。ただ、ISM指数は予想を上回ったとは言え、なお低下傾向を示している。やや過剰反応とも思われるが、やはり6月相場はドル高を期待する向きが多いのかもしれない。 米大手金融によると、過去の株式リターンが強い場合、G10通貨は高くなる傾向があり、その逆もあるという。IT・ハイテク株や米市場全般の低迷が続くと、いずれドルにも影響が及ぶ可能性があると言う。 IT・ハイテク株は上値の重い展開が見られているが、現在の株式市場の構図を考えると、最も恩恵を受けそうなのはカナダドル、豪ドル、ポンドで、これらの市場はIT・ハイテク株のエクスポージャーが低く、エネルギー、素材、金融へのエクスポージャーが高いという。また、債券利回りが上昇を続け、商品価格が高値で推移し続けた場合も、これらの通貨は恩恵を受ける可能性があると指摘した。USD/JPY 130.17 EUR/USD 1.0653 GBP/USD 1.2493USD/CAD 1.2635 AUD/USD 0.7185MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル円は130円台前半での推移が続く=NY為替後半
NY時間の終盤に入ってドル円は130円台前半での推移が続いている。きょうのNY為替市場はドル買いが強まり、ドル円は130円台を回復している。5月12日以来。日本時間23時に発表になった5月のISM製造業景気指数を受けて為替市場はドル買いの反応が強まった。 ISM指数は56.1と予想外に上昇に転じたことが、ドル買いを誘発した模様。米国債利回りも上げを加速させており、ドル円の買い戻しを誘っているようだ。ただ、ISM指数は予想を上回ったとは言え、なお低下傾向を示している。やや過剰反応とも思われるが、やはり6月相場はドル高を期待する向きが多いのかもしれない。 前日のバイデン大統領とパウエルFRB議長、イエレン米財務長官との会談でもバイデン大統領の最優先事項はインフレと言及していた。欧州でも、EUによるロシアからの原油禁輸措置の影響に対する懸念もあり、米国債利回りは再び上昇し、ドル円の買い戻しをサポート。先週の市場ではFRBが秋にも利上げを一時停止するのではとの観測も出ていたが、それらの憶測はいまのところ抑えられており、徐々にドル高への基礎を築いているという。 ユーロドルは戻り売りが強まり、一時1.06ドル台前半に下落。本日は1.0590ドル付近に21日線が来ており、目先の下値メドとして意識される。 来週6月9日にECB理事会が予定されており注目となるが、ECBは6月の理事会で正常化について非常に明確なメッセージを出すとの見方が出ている。市場は利上げ期待を高めているが、6月の理事会ではそれは見送られることが確実視されている。しかし、インフレが大幅に上昇する中、その次の7月理事会での利上げ開始に向けて政策の正常化が始まるという非常に明確なメッセージを出すと見ているようだ。ただ、7月の利上げ以降は成長とインフレの組み合わせの変化に大きく左右されるという。 ECBが年内に中銀預金金利を計...
米地区連銀報告 大半の地区で物価は強くしっかりと上昇
先ほどから米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表されており、「大半の地区で物価は強くしっかりと上昇」と報告されている。・一部エリアで経済成長が減速。・大半の地区で物価は強くしっかりと上昇。・雇用はすべての地区で緩やかに増加。
1日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 162.14 92.37 101.71高値 163.32 93.62 103.10安値 161.98 92.29 101.70終値 162.49 93.38 102.80
1日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 128.67 1.0734 138.10高値 130.19 1.0739 138.98安値 128.64 1.0627 138.07終値 130.13 1.0650 138.58
NY時間に伝わった発言・ニュース
※経済指標【米国】MBA住宅ローン申請指数(05/21 - 05/27)20:00結果 -2.3%予想 N/A 前回 -1.2%(前週比)建設支出(4月)23:00結果 0.2%予想 0.5% 前回 0.3%(0.1%から修正)(前月比)ISM製造業景気指数(5月)23:00結果 56.1予想 54.6 前回 55.4【カナダ】中銀政策金利(6月)23:00結果 1.50%予想 1.50% 前回 1.00%※発言・ニュース米地区連銀経済報告(ベージュブック)・一部エリアで経済成長が減速。・大半の地区で物価は強くしっかりと上昇。・雇用はすべての地区で緩やかに増加。デーリー・サンフランシスコ連銀総裁・金利を速やかに中立にする必要。・次の2回のFOMCでそれぞれ0.50%ポイントの利上げを見込む。・中立金利は名目で2.50%程度と見ている。・インフレを低下させるために必要なことをするのは快適。・データがもっと必要なので、7月より先の予測はしていない。・中立金利になったら、さらに何が必要かを見極める。・供給が回復し、需要が減少することを望んでいる。・需給が不均衡な場合、制限的な領域が必要になる可能性。・インフレがピークに達していることを望むが、勝利宣言はしたくない。・賃金スパイラルの兆候は見られない。・リセッション(景気後退)は見込んでいない。・FRBは緩和策を取り除く必要があるが、データにも耳を傾けている。・いまのところ、私は米経済についてかなり楽観的。・利上げと量的引き締め(QT)に関する金融情勢を注視。ブラード・セントルイス連銀総裁・2%インフレ目標の信頼性は緊張状態にある。・FRBのフォワードガイダンスはすでに経済に影響を及ぼしている。・FRBが提示した0.50%ポイントの利上げの道筋はいまのところ良好。・FRBは迅速に金利を動かすための良い計画を持っている。・ウクライナ危...
朝のドル円は130円10銭台、米ISM製造業の堅調な数字が支えに=東京為替
朝のドル円は130円10銭台、米ISM製造業の堅調な数字が支えに=東京為替 朝のドル円は130円10銭台での推移。米ISM製造業が予想外に上昇してドル買いを誘い、130円台に。高値を付けた後の押し目がほとんどなくNY午後は高値圏もみ合いに。朝もほぼ高値圏での推移。USDJPY 130.18
【本日の見通し】ドル買い基調継続も、上値追いには慎重か
【本日の見通し】ドル買い基調継続も、上値追いには慎重か 米ISM製造業景気指数が予想外に上昇。物価高を受けたコスト高や消費の減退懸念が重石となると見込まれていたが意外な好結果にドル買いの安心感が広がった。米FRBの積極的な引き締め姿勢を支えるものという期待もあり、米債利回りの上昇なども見られ、ドルは全面高に。 一時下げた米株がかなり戻して引けており、リスク選好の流れが継続していることも、ドル円の支えとなりそう。ドル円は堅調な動きが期待されるところ。とはいえ130円台でのドル買い円売りにも慎重姿勢。明日の雇用統計を確認したいという意識もあり、130円台前半での買いはゆっくりとしたものになる可能性。MINKABU PRESS 山岡和雅
【新興国通貨】メキシコPMIは31カ月ぶりの50超え=メキシコペソ
【新興国通貨】メキシコPMIは31カ月ぶりの50超え=メキシコペソ 1日の中南米通貨はまちまち。財政赤字拡大などが嫌気されたブラジルレアルの売りが重石に。メキシコペソは振幅の目立つ展開となった。 ドルメキシコペソは、ロンドン市場から中南米朝にかけてはドル売りペソ買いが優勢に。原油高への期待感などがペソを支える形となり、ロンドン朝の1ドル=19.70ペソ前後での推移から19.60近くまでドル安ペソ高が進行。その後、米ISM製造業が予想外に上昇したことを受けてドル買いが一気に進み19.77前後まで急騰。 その後発表されたメキシコの5月の購買担当者景気指数(PMI)は50.6と、4月の49.3から上昇。景気判断の境である50を超えるのは2019年11月以来、中立の50ですらパンデミック直前の2020年2月が最後で、パンデミック後は50を割り込んだ水準での推移が続いていた。この結果を受けてドルペソは上値が抑えられ、午後に入るとペソ買いが優勢となって19.67前後に。 対円ではドル円の上昇もあってしっかりの動き。東京市場での6円55銭前後での推移から6円61銭台まで上値を伸ばしている。MXNJPY 6.604
朝のユーロドルは1.0650台での推移、ドル高基調強まる=東京為替
朝のユーロドルは1.0650台での推移、ドル高基調強まる=東京為替 朝のユーロドルは1.0650台での推移。一時1.0620台まで値を落とした。昨日の東京市場からロンドン市場にかけては1.0700台がサポートとなって下値を支えていたが、米ISM製造業の好結果を受けてドル買いが一気に進み1.06台前半まで。米債券利回り上昇などを受けて下げていた米国株が終盤に下げ渋ったこともあり、ユーロ円などでの円売りが入り、ユーロドルも安値から少し戻しての推移に。EURUSD 1.0652
- 02/06/2022クレジットデリバティブ決定委員会(CD...
- 02/06/2022きょうのNY為替市場はドル買いが強まる...
- 02/06/2022きょうはドル買いの動きが強まっており、...
- 02/06/2022NY時間の終盤に入ってドル円は130円...
- 02/06/2022先ほどから米地区連銀経済報告(ベージュ...
- 02/06/2022ポンド円 豪ドル円 カナダド...
- 02/06/2022ドル円 ユーロドル ユーロ円...
- 02/06/2022※経済指標【米国】MBA住宅ローン申請指...
- 02/06/2022朝のドル円は130円10銭台、米ISM製...
- 02/06/2022【本日の見通し】ドル買い基調継続も、上値...
- 02/06/2022【新興国通貨】メキシコPMIは31カ月ぶ...
- 02/06/2022朝のユーロドルは1.0650台での推移、...