市場
予報
ECBの7月利上げの見方が完全に分かれる=NY為替
きょうのNY為替市場は月末絡みの動きでドルの買い戻しが出ており、ユーロドルは伸び悩む動きが見られている。ただ、1.07ドル台は堅持しており、リバウンド相場の展開には影響はないようだ。 ここに来て市場はECBの利上げ期待を高めており、7月の利上げ開始を確実視している。ただ、利上げ幅については見方が完全に分かれているようだ。ラガルド総裁は7月、9月に0.25%ずつの利上げが好ましいとの見解を示唆していたが、タカ派なECB理事からは0.50%を主張する声も出ている。市場の見方も同様に意見が分かれている状況。 これについては再来週の6月9日に予定されているECB理事会まで意見が分かれたままで推移する可能性もありそうだ。また一部からは、ECBが7月に0.50%ポイントの利上げを実施した場合、市場は年内にもう0.50%ポイントの追加利上げを期待する可能性があるとの声も出ている。EUR/USD 1.0707 EUR/JPY 136.09 EUR/GBP 0.8491MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
月末絡みのドル買い戻しでドル円は127円台に戻す=NY為替前半
きょうのNY為替市場は月末絡みの動きでドルの買い戻しが出ており、ドル円は127円台に戻している。きょうも東京時間に一時126.70円近辺まで下落する場面が見られた。今週のFOMC議事録を受けて、市場はFRBの積極利上げへの期待を一服させている。一部からは、インフレにピークアウト感が出れば、9月の利上げでFRBは一旦利上げサイクルを停止するとの声も出ている。 FRBの積極利上げによるリセッション(景気後退)リスクが高まっていることが背景に挙げられる。ただ、歴史的な高インフレから、FRBが積極利上げの計画を断念するハードルは高いとの声も聞かれる。利上げを中断するためには、消費者需要の鈍化と労働市場の過熱感解消を示す説得力のある証拠が必要だという。過去1週間で市場は、利上げ期待を0.10%ポイントほど下方修正したが、FRBのレトリックは依然として非常にタカ派的で、利上げ期待は再び回復すると予想しているようだ。政策金利のピークは2023年半ばに3.25-3.50%と想定している模様。 ユーロドルは伸び悩む動きが見られている。ただ、1.07ドル台は堅持しており、リバウンド相場の展開には影響はないようだ。 ここに来て市場はECBの利上げ期待を高めており、7月の利上げ開始を確実視している。ただ、利上げ幅については見方が完全に分かれているようだ。ラガルド総裁は7月、9月に0.25%ずつの利上げが好ましいとの見解を示唆していたが、タカ派なECB理事からは0.50%を主張する声も出ている。市場の見方も同様に意見が分かれている状況。 これについては再来週の6月9日に予定されているECB理事会まで意見が分かれたままで推移する可能性もありそうだ。また一部からは、ECBが7月に0.50%ポイントの利上げを実施した場合、市場は年内にもう0.50%ポイントの追加利上げを期待する可能性があるとの声も出てい...
ロシア国債の不履行、31日に再協議
クレジットデリバティブ決定委員会はきょう、ロシア国債が「支払い不履行」に当たるかどうかを協議したが結論は出さず、31日に再協議することを決めた。決定委の認定はクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の補償金の受け取りに必要となる。 4月期限のドル建てロシア国債を巡り、猶予期間中に発生した約190万ドルの利息を支払わなかったと投資家が主張。ロシアは4月4日期限の国債の元利金の支払いについて、30日間の猶予期間終了間際の5月2日に支払った。ただ、遅れた分の利子は払わなかったと投資家側は主張している。 ロシアは当初、自国通貨ルーブルで支払おうとしていたが、ドル払いに切り替えたことから遅延していた。
FRBが積極利上げを断念するハードルは高いとの声も=NY為替
きょうのNY為替市場は月末絡みの動きでドルの買い戻しが出ており、ドル円は127円台に戻している。きょうも東京時間に一時126.70円近辺まで下落する場面が見られた。今週のFOMC議事録を受けて、市場はFRBの積極利上げへの期待を一服させている。一部からは、インフレにピークアウト感が出れば、9月の利上げでFRBは一旦利上げサイクルを停止するとの声も出ている。FRBの積極利上げによるリセッション(景気後退)リスクが高まっていることが背景に挙げられる。 ただ、歴史的な高インフレから、FRBが積極利上げの計画を断念するハードルは高いとの指摘も聞かれる。利上げを中断するためには、消費者需要の鈍化と労働市場の過熱感解消を示す説得力のある証拠が必要だという。過去1週間で市場は、利上げ期待を0.10%ポイントほど下方修正したが、FRBのレトリックは依然として非常にタカ派的で、利上げ期待は再び回復すると予想しているようだ。政策金利のピークは2023年半ばに3.25-3.50%と想定している模様。USD/JPY 127.12 EUR/JPY 136.12GBP/JPY 160.29 AUD/JPY 90.88MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
来週はカナダ中銀の政策委員会 大幅な連続利上げを確実視=NY為替
カナダドルは買いの動きが続いており、カナダ円は99円台後半での推移となっている。21日線が100円台前半に来ており、来週以降、その水準を試に行くか注目される。原油相場が堅調な動きを続けており、その他のコモディティ価格も上昇する中でカナダドルは堅調な動きを続けている。 来週はカナダ中銀が金融政策委員会を開催し、0.50%ポイントの大幅な連続利上げが確実視されている。前回の会合後にマクレム総裁は追加利上げを示唆していたが、その通りに実施されるものと思われる。市場はいまのところ、10月までの連続利上げを織り込んでいる。7月も0.50%ポイントの大幅利上げを実施し、9月、10月は0.25%の利上げを見込んでいる。10月までに政策金利を現行の1.00%から2.50%まで引き上げると見込んでいるようだ。しかし、12月については0.25%ポイントの利上げを実施するか否かで見解が分かれている状況。USD/CAD 1.2738 CAD/JPY 99.79MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル円は127円ちょうど付近=NY為替後半
NY時間の終盤に入ってドル円は127円ちょうど付近に伸び悩んでいる。きょうのNY為替市場は月末絡みの動きでドルの買い戻しが出て、ドル円は127円台に戻している。東京時間には一時126.70円近辺まで下落する場面が見られた。今週のFOMC議事録を受けて、市場はFRBの積極利上げへの期待を一服させている。一部からは、インフレにピークアウト感が出れば、9月の利上げでFRBは一旦利上げサイクルを停止するとの声も出ている。 FRBの積極利上げによるリセッション(景気後退)リスクが高まっていることが背景に挙げられる。ただ、歴史的な高インフレから、FRBが積極利上げの計画を断念するハードルは高いとの声も聞かれる。利上げを中断するためには、消費者需要の鈍化と労働市場の過熱感解消を示す説得力のある証拠が必要だという。過去1週間で市場は、利上げ期待を0.10%ポイントほど下方修正したが、FRBのレトリックは依然として非常にタカ派的で、利上げ期待は再び回復すると予想しているようだ。政策金利のピークは2023年半ばに3.25-3.50%と想定している模様。 ユーロドルは伸び悩む動きが見られているが、1.07ドル台は堅持しており、リバウンド相場の展開には影響はない。ここに来て市場はECBの利上げ期待を高めており、7月の利上げ開始を確実視している。ただ、利上げ幅については見方が完全に分かれているようだ。ラガルド総裁は7月、9月に0.25%ずつの利上げが好ましいとの見解を示唆していたが、タカ派なECB理事からは0.50%を主張する声も出ている。市場の見方も同様に意見が分かれている状況。 これについては再来週の6月9日に予定されているECB理事会まで意見が分かれたままで推移する可能性もありそうだ。また一部からは、ECBが7月に0.50%ポイントの利上げを実施した場合、市場は年内にもう0.50%ポイントの...
金融引き締めには景気後退リスク伴う=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は動きが止まっているものの、127円台での推移を堅持している。米株にきょうも買い戻しが膨らんでおり、リスク選好の買いがドル円を下支えしているようだ。 引き締めを望むFRBの姿勢は経済にとってリスクが高いと指摘している。引き締めはインフレを2-3年でFRBの目標に近づけるのに役立つとしながらも、インフレの分布を2%近辺に集中させるために必要な引き締め規模は極めて大きく、向こう3年以内のリセッション(景気後退)リスクの上昇分と一致するという。 FRBの幹部は市場の引き締め期待を歓迎しており、いまやるべきことの1つは、引き締めに対する市場の期待を利上げで具現化し、認めることだと主張してきたという。USD/JPY 127.09 EUR/USD 1.0722 GBP/USD 1.2618MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
27日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 160.21 90.21 99.53高値 160.66 91.03 99.96安値 159.83 90.00 99.30終値 160.45 91.02 99.90
27日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 127.13 1.0725 136.33高値 127.25 1.0765 136.73安値 126.68 1.0697 135.85終値 127.11 1.0735 136.45
NY時間に伝わった発言・ニュース
※経済指標【米国】PCEデフレータ(4月)21:30結果 6.3%予想 6.2% 前回 6.6%(前年比)PCEコアデフレータ(4月)21:30結果 4.9%予想 4.9% 前回 5.2%(前年比)個人支出(4月)21:30結果 0.9%予想 0.8% 前回 1.4%(1.1%から修正)(前月比)個人所得(4月)21:30結果 0.4%予想 0.5% 前回 0.5%(前月比)卸売在庫・速報値(4月)21:30結果 2.1%予想 2.0% 前回 2.7%(2.3%から修正)(前月比)ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(5月)23:00結果 58.4予想 59.1 前回 59.1※発言・ニュースバイデン大統領・この日の4月のPCEデフレータを受けて発言。・最新のインフレデータは進歩の兆し。・インフレはまだ高過ぎる。・FRBにその仕事をするために必要な独立性を与える。
CFTC建玉報告 主要通貨 円の売り越し減少
IMM通貨先物5月24日主要国通貨 円の売り越し減少円 99444枚の売り越し 2865枚の売り越し減ユーロ 38930枚の買い越し 18591枚の買い越し増ポンド 80372枚の売り越し 1131枚の売り越し増スイスフラン 19673枚の売り越し 3081枚の売り越し増ICEドル指数 38039枚の買い越し 1826枚の買い越し増レバレッジド・ファンズ5月24日主要国通貨 円の売り越し減少円 58332枚の売り越し 2265枚の売り越し減ユーロ 18434枚の売り越し 5971枚の売り越し減ポンド 7123枚の買い越し 513枚の買い越し増スイスフラン 11292枚の売り越し 3661枚の売り越し増
為替相場まとめ5月23日から5月27日の週
23日からの週は、ドル売りが優勢。FOMC議事録公表を通過して米国の利上げペースが市場に織り込まれるなかで、欧州では7月利上げ開始がコンセンサス。ただ、ECBの利上げ幅をめぐって25bpが有力も、一部に50bpの見方があるなどタカ派度合いは不透明だ。ユーロ買い・ドル売りに傾きやすい状況。また、市場で利上げが十分に織り込まれている米国や英国では、利上げ一巡後の景気後退の回避が焦点となりつつある。長期債利回りの低下がドル売りやポンド売り圧力となる面もあったようだ。もっとも、50bpの利上げは期待先行という見方もあり、週末にはユーロ売りが入る場面が見られた。一方、日本では日銀総裁が他の諸国と比較してインフレ上昇は抑制されていると指摘、強力な緩和スタンスを維持する姿勢は変わらない。ドル円はドル売りに押され気味だが、クロス円は下がると買いが入る動きとなっている。NZ中銀が予想通りの利上げを発表し、声明で今後の利上げ継続を示唆したことでNZドル買いが強まった。(23日) 東京市場で、ドル円は振幅。朝方に127.60台へと小安く推移したあと、東京勢の本格参加とともに買いが優勢となり128.08近辺の高値をつけた。その後は一転して売りが強まり、12710台まで押し下げられている。先週末海外市場での安値を割り込んでストップ注文が発動されたほか、米機関投資家筋からの売りのうわさもでていた。しかし、売りも続かず127.80台へと買い戻しが入っている。米株先物や米債利回り動向に神経質に反応していた。日米首脳会談が行われたが、為替市場に直接つながるものはなく影響は限定的だった。豪ドルが堅調。週末の豪総選挙で労働党が9年ぶりの政権奪還をほぼ確実としたことが、不透明感の払しょくにつながった。対ドルで0.71台乗せ、対円で91円台を試す動きに。 ロンドン市場は、ユーロ買いが優勢。5月独Ifo景況感指数が...
- 29/05/2022きょうのNY為替市場は月末絡みの動きで...
- 29/05/2022きょうのNY為替市場は月末絡みの動きで...
- 29/05/2022クレジットデリバティブ決定委員会はきょ...
- 29/05/2022きょうのNY為替市場は月末絡みの動きで...
- 29/05/2022カナダドルは買いの動きが続いており、カ...
- 29/05/2022NY時間の終盤に入ってドル円は127円...
- 29/05/2022NY時間の終盤に入ってドル円は動きが止...
- 29/05/2022ポンド円 豪ドル円 カナダド...
- 29/05/2022ドル円 ユーロドル ユーロ円...
- 29/05/2022※経済指標【米国】PCEデフレータ(4月...
- 29/05/2022IMM通貨先物5月24日主要国通貨 円の...
- 29/05/202223日からの週は、ドル売りが優勢。FO...