ドル指数は低下一服となっている。ドル指数は東京の午前に4月25日以来の低水準となる101.433付近まで低下する場面があったが、その後下げ渋り、ロンドンでは一時101.80台を回復している。ドルインデックス＝101.77(-0.06　-0.06%)

　ドル円は下げ渋る。４月の米個人所得が予想を下回る一方、４月の米個人消費支出（ＰＣＥ）と４月の米ＰＣＥデフレータの前年比が予想を上回るなか、ドル円は発表前の126円台後半から127円台に戻している。USD/JPY　127.04

　ＮＹ為替市場は先ほどから、ドルの買い戻しが強まっており、ドル円は１２７．２５円近辺まで上昇し、ユーロドルは１．０７ドルちょうど付近まで値を落としている。特段の材料は見当たらない。来週の３０日月曜日はＮＹ市場が祝日だが、日本時間０時のロンドンフィキシングにかけて月末絡みの実需のドル買いが入ったものと思われる。USD/JPY　127.21　EUR/USD　1.0707　GBP/USD　1.2613MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

　きょうの為替市場はドル売りの動きが一服する中、ドル円は１２７円付近での推移となっている。東京時間には１２６円台に下落していたが、１２７円台に下げ渋る動き。　このあと日本時間２３時のＮＹカットでのオプションの期日到来は１２７．００円に観測されている。27日（金）127.00（12.1億ドル)127.75（11.8億ドル）USD/JPY　126.97MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

ドル円のピボットは１２６．９８円付近＝ＮＹ為替ピボット分析　東京時間（22:00現在）ドル円現値127.06　高値127.20　安値126.68127.80　ハイブレイク127.50　抵抗2127.28　抵抗1126.98　ピボット126.76　支持1126.46　支持2126.24　ローブレイクユーロ円現値136.13　高値136.73　安値135.85137.50　ハイブレイク137.12　抵抗2136.62　抵抗1136.24　ピボット135.74　支持1135.36　支持2134.86　ローブレイクポンド円現値160.41　高値160.66　安値159.83161.60　ハイブレイク161.13　抵抗2160.77　抵抗1160.30　ピボット159.94　支持1159.47　支持2159.11　ローブレイク

　日本時間０時のロンドンフィキシングにかけてドル買いが出て、ポンドドルは伸び悩んでいるものの、リバウンド相場の流れは継続しており、本日は１．２６台半ばまで上昇する場面が見られた。　スナク英財務相がきのう、石油・ガス会社の利益に２５％の超過利潤税を課して約５０億ポンドを調達し、国内の貧困層８００万世帯余りに６５０ポンドを一回限り支給する法案を発表した。市場からは、この財政刺激策でポンドは上昇する可能性があるとの声も出ていたが、これまでの反応を見た限りではその雰囲気は高まっていない。　この動きを見て市場からは、前日の英財政刺激策はポンドを限定的にしか押し上げず、ポンド高の支援には不十分な可能性を示唆しているとの声も出ている。ポンドはただ下げないためだけにこの財政支援を必要としているようだとも表現した。エネルギー企業への課税により、逆に投資への逆風が懸念され、ポンドの上値を抑える可能性があるとの見解も示した。ただ、財政的支援により景気が下支えされ、英中銀がより積極的な引き締めに踏み切る可能性はあるとも分析している。GBP/USD　1.2605　GBP/JPY　160.24　EUR/GBP　0.8493MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

【海外市場の注目ポイント】米ＰＣＥデフレータ　本日21時半に4月の米個人消費、個人支出、個人消費支出（PCE）デフレータが発表される。インフレターゲットの対象でもあるPCEデフレータは前年比6.2%、コアデフレータが4.9%と3月から鈍化も、ターゲットの2%を大きく上回る水準での推移が続くとみられる。すでに発表済みのCPIと同傾向の指標となるだけにサプライズ余地は小さいが、ここにきて米物価動向への注目が高まっているだけに予想からの乖離に要注意。　同時刻には4月の米卸売在庫も発表される。GDPの構成要素のうち波乱要素が大きい在庫投資の動向を見るうえで重要な指標だけに要注意。【米国】PCEデフレータ（4月）21:30予想　6.2%　前回　6.6%（前年比）PCEコアデフレータ（4月）21:30予想　4.9%　前回　5.2%（前年比）

中国人民銀行　人民元中心レート　1ドル＝6.7387元（前日比0.0621）過去5営業日の推移22/05/26　　6.676622/05/25　　6.655022/05/24　　6.656622/05/23　　6.675622/05/20　　6.7487

　USD/JPY　EUR/USD　EUR/JPY　GBP/USD 1WK　9.98　8.62　11.08　10.14 1MO　10.33　8.51　11.14　10.03 3MO　10.00　8.32　10.91　9.86 6MO　9.64　8.25　10.58　9.75 9MO　9.34　8.18　10.37　9.65 1YR　9.11　8.12　10.22　9.56 　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　GBP/JPY　AUD/USD　USD/CHF 1WK　12.02　11.20　8.93 1MO　12.24　11.83　8.77 3MO　12.00　11.98　8.58 6MO　11.70　12.02　8.50 9MO　11.55　12.01　8.43 1YR　11.39　11.96　8.36 東京時間10:11現在　参考値 主要通貨の短期ボラティリティは少しずつ落ち着きを取り戻している。とはいえドル円１週間物が１０％前後と安定時に比べるとかなり高め推移。

豪ドルドルは０．７１００前後での推移、この後小売売上高=東京為替為替　豪ドルドルは一時０．７１１０前後までと海外市場の高値を超えるなど堅調地合い。もっとも値幅自体は限定的。豪ドル円は９０円２０銭前後、朝から振幅目立つ展開に。【豪州】小売売上高（4月）10:30予想　1.0%　前回　1.6%（前月比）

131.37　ボリンジャーバンド　2σ上限（21日間）129.12　エンベロープ1%上限（10日間）128.88　21日移動平均128.86　一目均衡表・基準線128.07　一目均衡表・転換線127.84　10日移動平均126.79　現値126.56　エンベロープ1%下限（10日間）126.39　ボリンジャーバンド　2σ下限（21日間）125.51　一目均衡表・雲（上限）121.91　一目均衡表・雲（下限）120.99　100日移動平均116.89　200日移動平均126円台前半にボリンジャーバンド2シグマ下限が控えている。直近上値の重い展開となる中でポイントとなりそう。

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　0.55-0.83　　円コールオーバーユーロ円　　1.07-1.47　　円コールオーバーポンド円　　1.39-1.99　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。