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ドル円は一時129円台回復 黒田発言やFRBの積極引きへの警戒感=NY為替概況
きょうのNY為替市場はドル円に買いが強まり、一時129円台を回復した。きょうは全体的にドル買いが優勢となり、ドル円の下値をサポート。ニューヨークを訪問中の黒田日銀総裁が「積極的な金融緩和継続する必要」と述べたことで買いが膨らんだ。一方、米株が急落しており、ダウ平均が一時1000ドル超急落する中、ドル円も128円台半ばに再び戻す展開。 市場は引き続きFRBの積極引き締めへの警戒感を強めている。前日はパウエルFRB議長の講演が伝わり、「もう少し早く動くのが適切。次回5月FOMCで0.50%の大幅利上げが議題になる」と大幅利上げの可能性に言及した。他のFOMCメンバーからも複数回の大幅利上げの可能性への言及もあり、市場は再び金利先高観を強めている。短期金融市場では次回5月以降9月FOMCまで連続4回の0.50%利上げを織り込む動きが出ている。 今週のドル円は利益確定の動きも見せていたが、130円台はなお視野に入れた動きを続けているようだ。 ユーロドルは売りが強まり、1.07ドル台に再び下落。1.08ドルの水準が強いサポートとなっているが、その水準を再び下回っており、早期に戻せるか注目される。 この日は4月調査のユーロ圏PMI速報値が発表になっていたが、サービス業は予想以上に上昇し、第2四半期に良い状態でスタートしたことが示された。一方、製造業は予想以上に低下し、ドイツではすでに縮小しているとの指摘も出ている。また、この先の生活コスト上昇と消費者信頼感の低下を考慮すれば、現在のサービス業の好調さもすぐに衰える可能性も指摘されている。そのような中、市場はECBの年内2-3回の利上げを織り込んでいるが、夏以降のユーロ圏の景気を鑑みれば、市場の織り込み度合いは楽観的過ぎるとの声もあるようだ。 ポンドドルは売りが強まり、1.28ドル台前半に急落。前日までは1.30ドルの攻防戦を繰り広げて...
ダウ平均は急速に下げ幅拡大 再び200日線の下に=米国株概況
NY株式22日(NY時間16:25)ダウ平均 33811.40(-981.36 -2.82%)S&P500 4271.78(-121.88 -2.77%)ナスダック 12839.29(-335.36 -2.55%)CME日経平均先物 26740(大証終比:-360 -1.35%) きょうのNY株式市場でダウ平均は急落。終盤に急速に下げ幅を拡大し、一時1000ドル超下落する場面も見られた。一旦見切り売りが強まっていた印象。IT・ハイテク株も売られ、ナスダックも大幅安となっている。米株式市場は3月中旬以降、反転の動きを見せ、ダウ平均も200日線を回復していた。しかし、きょうの下げで再び200日線の下に値を落としている。 引き続きFRBの積極引き締めへの警戒感が株式市場の重石となっている。前日はパウエルFRB議長が「もう少し早く動くのが適切。次回5月FOMCで0.50%の大幅利上げが議題になる」と大幅利上げの可能性に言及した。他のFOMCメンバーからも複数回の大幅利上げへの言及もあり、市場は再び金利先高観を強めている。短期金融市場では次回5月以降9月まで連続4回の0.50%利上げを織り込む動きが出ている。そのような中で金利動向に敏感なIT・ハイテク株など成長株への警戒感が強い。IT・ハイテク株は来週から決算発表が相次ぐ。 取引開始前までに発表になっていた決算が不調だったことも見切り売りを誘っているようだ。ただ、決算については、これまでのところ予想以上に堅調で、S&P500企業のうち89社が発表を終えているが、78%が予想を上回る利益を計上している。市場からは、「利益のコンセンサス予想が過度に悲観的だったとし、懸念されていたほど利益率は圧迫されていない。予想を上回る数字を達成する可能性が高いのでは」との指摘も出ていた。 市場からは、「2週連続で投資信託から大幅に資金が...
ドル円のピボットは128.29円付近=NY為替
ピボット分析 東京時間(22:00現在)ドル円現値128.44 高値128.69 安値127.74129.79 ハイブレイク129.24 抵抗2128.84 抵抗1128.29 ピボット127.89 支持1127.34 支持2126.94 ローブレイクユーロ円現値138.97 高値139.49 安値138.26140.78 ハイブレイク140.14 抵抗2139.55 抵抗1138.91 ピボット138.32 支持1137.68 支持2137.09 ローブレイクポンド円現値165.45 高値167.59 安値165.20169.35 ハイブレイク168.47 抵抗2166.96 抵抗1166.08 ピボット164.57 支持1163.69 支持2162.18 ローブレイク
ややカナダドル買いの反応、小売売上高は予想ほど落ち込まず=NY為替
ややカナダドル買いの反応、小売売上高は予想ほど落ち込まず=NY為替 2月カナダ小売売上高は前月比+0.1%とかろうじて増加した。事前予想-0.5%ほどは落ち込まなかった。自動車除く前月比は+2.1%と事前予想+0.4%を大きく上回った。ただ、いずれも前回1月からは増加ペースが鈍化した。 カナダドルは小幅の買い反応にとどまっている。USD/CAD 1.2664 CAD/JPY 101.40
カナダドルは本日安値圏で小売売上高発表へ=NY為替
カナダドルは本日安値圏で小売売上高発表へ=NY為替 日本時間午後9時30分発表のカナダ小売売上高を控えて、カナダドルは本日の安値圏で推移している。ドルカナダは1.2680近辺、カナダ円は101.25近辺での推移。小売売上高は前月比-0.4%と予想されており、前回+3.2%から減速する見込み。カナダ小売売上高(2月)予想 -0.4% 前回 3.2%(前月比)予想 0.4% 前回 2.5%(自動車除く・前月比) USD/CAD 1.2680 CAD/JPY 101.22
ダウ平均の下げ幅500ドル超に=米国株速報
NY株式22日(NY時間10:58)ダウ平均 34291.41(-501.35 -1.43%)ナスダック 13085.06(-89.59 -0.67%)CME日経平均先物 27025(大証終比:-75 -0.28%)
NYカットでのドル円のオプションの期日到来は現行付近にはなし=NY為替
ドル円は東京時間に127円台に下落していたものの、海外市場に入って買い戻しも出ており、128円台半ばまで戻している。このあと日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。21日(木)現行付近にはなしUSD/JPY 128.57MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ポンドドルが下放れ この日の英指標はインフレによる消費者のセンチメント悪化示す=NY為替
きょうの為替市場はドル買いが再開する中で、ポンドドルは売りが強まり、1.28ドル台半ばまで急落している。前日までは1.30ドルの攻防戦を繰り広げていたが、下放れした格好となっている。2020年10月以来の安値水準。 ドル高の動きも去るながら、ポンド売りもポンドドルを圧迫しているようだ。この日発表になった4月調査の英PMI速報値と英消費者信頼感指数がそのきっかけとなった模様。英PMIはサービス業の低下が顕著だったほか、消費者信頼感指数は2008年のリーマンショック以来の水準に低下している。リセッションの可能性を示唆する内容との受け止めも多い。 英国では4月にガス・電力の合計価格の上限が54%引き上げられた。エネルギー価格の高騰を反映したものだが、昨年までのようなパンデミックに伴う財政支援策もなくなり、英国では生活危機が叫ばれている。足元の英消費者物価指数(CPI)は前年比7.0%まで高騰しており、英中銀も利上げを実施しているが、成長への懸念も高まっており、このところの英中銀は利上げに若干慎重なスタンスも見せ始めている。先ほど、ベイリー英中銀総裁の発言が伝わっていたが、「成長リスクとインフレリスクのバランスをとる必要。政策の道筋は非常に不透明」と述べていた。GBP/USD 1.2853 GBP/JPY 165.50 EUR/GBP 0.8391MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
黒田総裁の発言に円安の反応も=NY為替速報
先ほどからニューヨークを訪問中の黒田日銀総裁の発言が伝わっており、「円下落でも積極的な金融緩和継続する必要」と述べた。この発言に円相場は円安の反応を見せており、ドル円は128.70円付近まで一時上昇した。USD/JPY 128.63 EUR/JPY 138.66GBP/JPY 165.34 AUD/JPY 93.38MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル円は一時129円台回復 黒田総裁の発言やFRBの積極引きへの警戒感=NY為替前半
きょうのNY為替市場でドル円は買いが強まり、一時129円台を回復した。きょうの為替市場は全体的にドル買いが優勢となっており、ドル円の下値をサポートしている。一方、米株や米国債利回りの下げも見られ、ドル円も128円台半ばで売買が交錯していたが、ニューヨークを訪問中の黒田日銀総裁が「円下落でも積極的な金融緩和継続する必要」と述べたことで買いが膨らんだ状況。 市場は引き続きFRBの積極引き締めへの警戒感を強めている。前日はパウエルFRB議長の講演が伝わり、「もう少し早く動くのが適切。次回5月FOMCで0.50%の大幅利上げが議題になる」と大幅利上げの可能性に言及した。他のFOMCメンバーからも複数回の大幅利上げの可能性への言及もあり、市場は再び金利先高観を強めている。短期金融市場では次回5月以降9月FOMCまで連続4回の0.50%利上げを織り込む動きが出ている。 今週のドル円は利益確定の動きも見せていたが、130円台はなお視野に入れた動きを続けているようだ。 ユーロドルは売りが強まり、1.07ドル台に再び下落。1.08ドルの水準が強いサポートとなっているが、その水準を再び下回っており、早期に戻せるか注目される。 この日は4月調査のユーロ圏PMI速報値が発表になっていたが、サービス業は予想以上に上昇し、第2四半期に良い状態でスタートしたことが示された。一方、製造業は予想以上に低下し、ドイツではすでに縮小しているとの指摘も出ている。また、この先の生活コスト上昇と消費者信頼感の低下を考慮すれば、現在のサービス業の好調さもすぐに衰える可能性も指摘されている。そのような中、市場はECBの年内2-3回の利上げを織り込んでいるが、夏以降のユーロ圏の景気を鑑みれば、市場の織り込み度合いは楽観的過ぎるとの声もあるようだ。 ポンドドルは売りが強まり、1.28ドル台前半まで一時急落。前日までは1.3...
夏以降のユーロ圏の景気を鑑みれば、市場の織り込み度合いは楽観的過ぎるとの声も=NY為替
きょうの為替市場はドル買いが優勢となる中で、ユーロドルは売りが強まり、1.07ドル台に再び下落している。1.08ドルの水準が強いサポートとなっているが、その水準を再び下回っており、早期に戻せるか注目される。 この日は4月調査のユーロ圏PMI速報値が発表になっていたが、サービス業は予想以上に上昇し、第2四半期に良い状態でスタートしたことが示された。一方、製造業は予想以上に低下し、ドイツではすでに縮小しているとの指摘も出ている。また、この先の生活コスト上昇と消費者信頼感の低下を考慮すれば、現在のサービス業の好調さもすぐに衰える可能性も指摘されている。 そのような中、市場はECBの年内2-3回の利上げを織り込んでいるが、夏以降のユーロ圏の景気を鑑みれば、市場の織り込み度合いは楽観的過ぎるとの声もあるようだ。ユーロ圏製造業PMI・速報値(4月)17:00 結果 55.3予想 54.9 前回 56.5ユーロ圏非製造業PMI・速報値(4月)17:00 結果 57.7予想 55.0 前回 55.6EUR/USD 1.0784 EUR/JPY 138.94 EUR/GBP 0.8398MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル円は128円台後半まで戻す 9月FOMCまで連続4回の大幅利上げ織り込む動き=NY為替
ドル円はNY時間に入って買いが強まっており、128円台後半まで戻している。きょうの為替市場は全体的にドル買いが優勢となっており、ドル円の下値をサポートしている。一方、米株や米国債利回りの下げも見られ、ドル円も128円台半ばで売買が交錯していたが、ニューヨークを訪問中の黒田日銀総裁が「円下落でも積極的な金融緩和継続する必要」と述べたことで買いが膨らんでいる状況。 市場は引き続きFRBの積極引き締めへの警戒感を強めている。前日はパウエルFRB議長の講演が伝わり、「もう少し早く動くのが適切。次回5月FOMCで0.50%の大幅利上げが議題になる」と大幅利上げの可能性に言及した。他のFOMCメンバーからも複数回の大幅利上げの可能性への言及もあり、市場は再び金利先高観を強めている。短期金融市場では次回5月以降9月FOMCまで連続4回の0.50%利上げを織り込む動きが出ている。 今週のドル円は利益確定の動きも見せていたが、130円台はなお視野に入れた動きを続けているようだ。USD/JPY 128.79 EUR/JPY 138.95GBP/JPY 165.48 AUD/JPY 93.42MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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