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為替相場まとめ4月4日から4月8日の週
4日からの週は、ドル買いが優勢。米金融当局のタカ派姿勢が一段と鮮明になったことが背景。ハト派的とみられているブレイナードFRB理事が「バランスシートを5月にも急速なペースで縮小」と述べたことがドル買いを誘った。さらに、米FOMC議事録では、多くのメンバーが1回以上の0.50%の大幅利上げを支持、バランスシート縮小について縮小幅の上限は月950億ドルが妥当、国債が月650億ドル、MBSが300億ドルの縮小を支持したことが明らかになった。米債利回り上昇とともにドルが一段高となった。ユーロドルは1.08台へと下落。ウクライナ情勢をめぐる対ロ制裁強化が欧州経済の先行き不安を広げたこともユーロ相場の重石となった。ドル円は前週に125円台乗せとなったあと、121円台まで反落と急激な動きがみられたが、この週には再び124円台をつける底堅い値動きだった。(4日) 東京市場は、ドル売り先行もすぐに戻す展開。ドル円は122円台での振幅。朝方に122.20台まで下落したあとは122.70台に上昇と下に往って来い。午後は112円台後半に落ち着いた。ユーロドルは1.10台半ばでの揉み合いが続いた。先週末の米雇用統計を通過し、週明けは比較的落ち着いた値動きとなっている。先週末の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想を下回るも想定範囲内。失業率は予想よりも低下しており、総じてしっかりという印象。米国の大幅利上げ期待を支えた。もっとも同日に発表されたISM製造業景気指数が弱めに出たこともあり、ドル買いにも慎重。今週発表される米FOMC議事要旨(3月開催分)などを確認してからといったムードに。 ロンドン市場では、ユーロ相場が軟調。週末にはウクライナ首都キーウ周辺で市民が悲惨な状況となっていることが報じられた。週明けにドイツは近日中に一段の対ロ制裁措置で合意する見込みと発表。しかし、ロシア産石油や天然ガスの...
8日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 162.08 92.72 98.44高値 162.36 92.90 98.98安値 161.65 92.47 98.25終値 161.85 92.71 98.94
確率的に「第2ラウンドの上昇期待を高めている」といった印象
今週もドル買いの流れが続き、ドル円も買い戻しの動きが優勢となり、下記のドル円の確率は上値期待が高まっている。126円と119円に着目すると、来週以降4月末までに126円に1度でも到達する確率は、前週の27.1%から53.3%に上昇。一方、119円は27.0%から4.5%に低下した。瞬間的な125円台から調整していたドル円も、FRBの積極的な引き締め姿勢から、確率的には「第2ラウンドの上昇期待を高めている」といった印象だ。 ブレイナードFRB理事の発言をきっかけに市場は、FRBの積極引き締めへの期待を一層強めている。理事は「バランスシートを5月にも急速なペースで縮小」と述べていた。次の日に公表された3月分のFOMC議事録でも0.50%の大幅利上げのほかに、バランスシート縮小を打ち出す可能性を示唆している。米国債を月650億ドル、MBSを300億ドル、計950億ドルずつの縮小という具体的な数字も挙がっており、規模については3ヵ月ごとに見直すのであろう。日銀はもちろんのこと、ECBや英中銀と比較してもFRBの引き締めへのスピード感は明らかに違い、投資家は再びドルに資金を流入させているようだ。 「キング・ドル」(海外ではたまに見かける表現)には死角はないのであろうか。米大手金融からは、資本フローの3つの変化がドルにとってマイナスになる可能性があるとの指摘も出ている。ECBのマイナス金利解除、株式リターン低下による米国からの資金流出、そして、3つ目は「脱ドル化」への動きを挙げている。 特に脱ドル化については、ドル中心の決済ネットワークの縮小や地政学的理由からの公的機関によるドル離れを想定している。ウクライナ危機に対するロシアへの制裁にドル決済の禁止が導入されている。今回のみならず、対中国でもドルが制裁手段として使用されてきた。実際、サウジアラビアが原油輸出の決済通貨を一部、人民元な...
CFTC建玉報告 資源国通貨 豪ドルの売り越し減少
IMM通貨先物4月5日資源国通貨 豪ドルの売り越し減少カナダ 6923枚の買い越し 8458枚増加し買い越しに転じる豪ドル 37513枚の売り越し 12093枚の売り越し減NZドル 1569枚の売り越し 702枚の売り越し増レバレッジド・ファンズ4月5日資源国通貨 豪ドルの売り越し減少カナダ 12080枚の売り越し 5001枚の売り越し減豪ドル 21119枚の売り越し 5130枚の売り越し減NZドル 4648枚の売り越し 2135枚の売り越し増
CFTC建玉報告 主要通貨 円の売り越し増加
IMM通貨先物4月5日主要国通貨 円の売り越し増加円 103829枚の売り越し 1698枚の売り越し増ユーロ 27370枚の買い越し 5996枚の買い越し増ポンド 41758枚の売り越し 1688枚の売り越し増スイスフラン 12393枚の売り越し 814枚の売り越し増ICEドル指数 31852枚の買い越し 911枚の買い越し増レバレッジド・ファンズ4月5日主要国通貨 円の売り越し増加円 67513枚の売り越し 5625枚の売り越し増ユーロ 9962枚の売り越し 1806枚の売り越し増ポンド 29644枚の買い越し 4144枚の買い越し増スイスフラン 5115枚の売り越し 1128枚の売り越し増
124円台から一時売りが出る流れもその後再び買い=東京為替概況
124円台から一時売りが出る流れもその後再び買い=東京為替概況 前日の海外市場で、ドル買いの動きが優勢となり、NY市場午前、午後と124円ちょうどを試す展開に。124円ちょうど前後の売りを崩せず、123円90銭台で東京朝を迎えると、いったんは124円ちょうど前後で上値を抑えられるも、その後しっかりと超えて、短期筋のストップを巻き込んで124円20銭台まで。 その後日銀元理事の発言などに警戒感が広がり、いったん大きく調整が入って123円60銭台まで値を落とすも、安値からはじりじりと買い戻し。124円前後まで買い戻されるなど、地合いの強さが目立った。 ユーロ円もドル円の上昇に135円台を回復。しかし、そのごはじりやすとなり134円30銭台まで。ユーロが対ドルで売られ、ユーロ円の重石となった面も。 ユーロドルは頭の重い展開。1.0880台からじりじりと値を落とし、海外市場の安値を割り込んで1.0850台まで。1.0850手前では買いが出る流れで下値を支えられているが、戻りも鈍い。MINKABU PRESS 山岡和雅
テクニカルポイント ドル円 ポイント遠い
テクニカルポイント ドル円 ポイント遠い 125.59 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間) 124.32 エンベロープ1%上限(10日間) 123.95 現値 123.09 10日移動平均 122.79 一目均衡表・転換線 121.86 エンベロープ1%下限(10日間) 121.28 21日移動平均 119.87 一目均衡表・基準線 116.98 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間) 116.08 100日移動平均 115.18 一目均衡表・雲(上限) 114.91 一目均衡表・雲(下限) 113.68 200日移動平均 直近に重要ポイントなく、不安定な状況続く
これからの予定【発言・イベント】
17:00 デコス・スペイン中銀総裁、イベント講演17:10 センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演19:00 ゼレンスキー・ウクライナ大統領、フィンランド議会でビデオ演説20:15 パネッタECB理事、イベント講演20:30 ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁、マクルーフ・アイルランド連銀総裁、ヘロドトウ・キプロス連銀総裁、経済フォーラム講演9日1:00 ロシアGDP(第4四半期)フォンデアライエン欧州委員長がウクライナ首都キーウ訪問、ゼレンスキー・ウクライナ大統領と会談※新型コロナ陽性のためペロシ米下院議長の日本・台湾訪問は延期に※予定は変更されることがあります。
これからの予定【経済指標】
【南アフリカ】SACCI景況感指数(3月)18:30予想 N/A 前回 N/A 【カナダ】雇用者数(3月)21:30 予想 7.99万人 前回 33.66万人失業率(3月)21:30 予想 5.4% 前回 5.5% 【米国】卸売売上高(2月)23:00 予想 0.8% 前回 4.0%(前月比) 卸売在庫・確報値(2月)23:00 予想 2.1% 前回 2.1%(前月比) ※予定は変更されることがあります。
テクニカルポイント ドルカナダ、21+200日線に注目
テクニカルポイント ドルカナダ、21+200日線に注目1.2773 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間)1.2733 一目均衡表・雲(上限)1.2690 100日移動平均1.2665 一目均衡表・雲(下限)1.2652 一目均衡表・基準線1.2646 エンベロープ1%上限(10日間)1.2622 200日移動平均1.2582 現値1.2580 21日移動平均1.2521 10日移動平均1.2508 一目均衡表・転換線1.2396 エンベロープ1%下限(10日間)1.2387 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間) ドルカナダは3月に下降トレンドを形成したが。4月に入ってからは反発の動きを強めている。現在の1.25台後半は、21日線1.2580に到達している。また、1.2622レベルには200日線が位置している。これらのレジスタンス水準を上抜けるのかどうかが、週末から週明けの相場の注目ポイントとなろう。RSI(14日)は、49.0へと上昇しており、ほぼ中立水準となっている。
【海外市場の注目ポイント】米債利回りの動向など
米10年債利回りはこのところ再び上昇している。米10年債利回りは3月28日に2.5530%でいったん頭打ちとなったが、5日から水準を切り上げており、7日には2019年3月12日以来の高水準となる2.6710%まで一時上昇している。米国の金融引き締め加速観測が広がるなか、米10年債利回りが一段と上昇するようなら、ドルが買われる可能性がある。 経済指標としては、日本時間午後9時半に3月のカナダ雇用統計の発表が予定されている。失業率の大方の予想は5.4%、雇用者数の大方の予想は7万9900人増となっており、失業率が前月の5.5%から低下、雇用者数の伸びは前月の33万6600人増から鈍化するとみられている。 MINKABU PRESS
ドル円振幅経て123円80銭前後、やや上値重い=東京為替
ドル円振幅経て123円80銭前後、やや上値重い=東京為替 ドル円は124円台での大口の売りに123円70銭台まで。もっともその後は買い戻しが入り123円90銭台での推移となったが、やや上値が重い。124円台は以前も大きく売りが出た水準だけに、やや上値警戒感が出ている可能性も。USDJPY 123.80
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