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為替相場まとめ3月28日から4月1日の週
28日からの週は、振幅の激しい相場展開だった。特にドル円は125円台までドル高・円安が進行する場面があった。週明けには日銀が長期国債の指値オペを実施、さらに29-31日の連続指値オペを実施すると表明。ドル円は日米金利差拡大観測で122円台から一気に125円台まで上昇した。しかし、その後は買いは続かず反落、121円台前半まで押し戻された。政府が急激な円安をけん制することが警戒されたことが背景。そして再び日銀が4-6月期の国債購入計画で増額や・回数増加を発表すると円安方向への動きがみられた。ウクライナ情勢では、ウクライナとロシアの停戦協議がトルコで対面形式で実施された。ウクライナ側の提案をロシア側はプーチン大統領に伝える、ウクライナ首都キーウ(キエフ)に対する兵力を削減するなどを表明した。しかし、実際にはキエフでの砲撃は止まず。ロシア部隊は撤退ではなく補給やウクライナ東部地域への転進を目論んでいるとの見方が有力になっている。欧州と揉めている天然ガスについても、プーチン大統領はルーブルでの支払いでなければ供給を停止すると発表した。西側諸国は対ロ制裁を強化、結束姿勢を鮮明にしている。停戦協議の進展で1.11台後半まで買われたユーロドルは、1.10台後半へと押し戻されている。3月米雇用統計は、非農業部門雇用者数の増加が43.1万人にとどまったものの、前回値が75万人に上方修正された。失業率は3.6%と予想以上に低下、労働参加率は62.4%に上昇、賃金の伸びは前年比5.6%、前月比+0.4%といずれも予想を上回った。次回FOMCでの大幅利上げ観測を裏付ける結果となったようだ。(28日) 東京市場は、円安が進行。日銀が長期国債の指値オペを通告したことが背景。10年債利回りを0.25%までに抑制する措置で、今年に入って2度目の措置。円金利の上昇を抑えることで日米金利差の拡大が見込まれ、市...
1日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 159.88 91.08 97.33高値 161.19 92.33 98.42安値 159.83 91.01 97.29終値 160.64 91.89 97.87
1日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 121.70 1.1067 134.66高値 123.03 1.1076 135.88安値 121.67 1.1028 134.61終値 122.52 1.1043 135.30
CFTC建玉報告 資源国通貨 レバレッジ・ファンドは豪ドルの売り越し増加
IMM通貨先物3月29日資源国通貨 豪ドルの売り越し減少カナダ 1535枚の売り越し 3405枚の売り越し減豪ドル 49606枚の売り越し 1583枚の売り越し減NZドル 867枚の売り越し 3387枚減少し売り越しに転じるレバレッジド・ファンズ3月29日資源国通貨 豪ドルの売り越し増加カナダ 17081枚の売り越し 2422枚の売り越し減豪ドル 26249枚の売り越し 8100枚の売り越し増NZドル 2513枚の売り越し 6178枚減少し売り越しに転じる
これからの予定【経済指標】
【スイス】消費者物価指数(3月)15:30 予想 0.5% 前回 0.7%(前月比) 予想 2.4% 前回 2.2%(前年比) SVME購買担当者景況指数(3月)16:30 予想 61.0 前回 62.6 【ユーロ圏】ドイツ製造業PMI・確報値(3月)16:55 予想 57.6 前回 57.6ユーロ圏製造業PMI・確報値(3月)17:00 予想 57.0 前回 57.0 ユーロ圏消費者物価指数・速報値(3月)18:00予想 6.7% 前回 5.8%(前年比) 予想 3.1% 前回 2.7%(コア・前年比) 【英国】CIPS製造業PMI・確報値(3月)17:30 予想 55.5 前回 55.5【米国】非農業部門雇用者数(3月)21:30 予想 49.0万人 前回 67.8万人失業率(3月)21:30 予想 3.7% 前回 3.8% 建設支出(2月)23:00 予想 1.0% 前回 1.3%(前月比) 製造業PMI・確報値(3月)22:45予想 58.5 前回 58.5ISM製造業景気指数(3月)23:00 予想 59.0 前回 58.6※予定は変更されることがあります。
ドル買い円売りの動き優勢に=東京為替概況
ドル買いの動き優勢に=東京為替概況 昨日は調整の動きが広がったドル円。NY市場昼前に121円30銭割れまで値を落とした後は、じりじりと値を戻して121円台後半で東京朝を迎えた。 東京市場ではドル買い円売りの動きが優勢に。この後21時半に予定されている米雇用統計に関して、堅調な数字が見込まれており、米国の大幅利上げ期待を支えるとの期待がドル買いにつながっている面も。 米債利回りの上昇が見られ、特にここに来て低下が目立っていた10年債利回りなどが回復しており、ドル買いの動きを支えた。 昨日の米株安もあり、日経平均はやや軟調も、中国本土株が堅調で、アジア市場ではそれほど目立ったリスク警戒の動きにつながらず、円買い一服の動きも。 ドル円は昼にかけて122円70銭台まで上昇。雇用統計を控えて積極的なドル買いへの警戒感もあって、その後少し調整が入って122円40銭前後での推移に。 ユーロドルはもみ合い。ウクライナ情勢の楽観論が後退したことで昨日NY市場では売りが出る場面も、この時間帯の新規材料に欠け、動きが抑えられた。 ユーロ円は対ドルでのユーロの動きが抑えられている分、ドル円の動きに沿い、NY午後の134円50銭台から135円80銭台まで上昇。午後は調整が入って135円50銭前後に。MINKABU PRESS 山岡和雅
これからの予定【発言・イベント】
17:30 センテノ・ポルトガル中銀総裁、ポルトガル中銀主催会議開会挨拶18:45 デコス・スペイン中銀総裁、パネル討論会参加19:30 オルソン・スウェーデン中銀副総裁、講演20:00 マクルーフ・アイルランド中銀総裁、ポルトガル中銀主催会議パネル討論会参加21:00 ヴェードゥム・ノルウェー財務相、政府年金基金年次報告書公表22:05 エバンス・シカゴ連銀総裁、経済および金融政策についての討論会参加(質疑応答あり)米自動車販売(3月)シュナーベルECB理事、クノット・オランダ中銀総裁 ヨーロピアンハウス・アンブロセッティ参加(2日まで)ウクライナ代表団とロシア代表団 オンライン停戦交渉再開予定EU・中国首脳会談(フォンデアライエン欧州委員長、ミシェルEU大統領、中国李克強首相が出席)ラブロフ露外相、モディ印首相 会談2日(土)17:30 シュナーベルECB理事、ヨーロピアンハウス・アンブロセッティ講演3日2:00 ウィリアムズNY連銀総裁、講演(質疑応答あり)※予定は変更されることがあります。
【海外市場の注目ポイント】3月の米雇用統計など
日本時間午後9時半に3月の米雇用統計が発表される。失業率の大方の予想が3.7%、非農業部門雇用者数の大方の予想が49万人増となっており、失業率が前月の3.8%から低下、非農業部門雇用者数の伸びが前月の67万8000人増から鈍化するとみられている。3月に米国で新型コロナウイルスの感染者数が減少しており、コロナ感染状況の沈静化で非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回れば、ドルが買われる可能性がある。 また、日本時間午後6時には3月のユーロ圏消費者物価指数速報値、同午後11時には3月の米ISM製造業景況指数も発表される。3月のユーロ圏消費者物価指数速報値は、総合の大方の予想が前年比6.7%上昇、コアの大方の予想が同3.1%上昇となっており、総合、コアとも、前年比の伸びがそれぞれ前月の5.8%上昇、2.7%上昇から加速すると見込まれ、3月の米ISM製造業景況指数は、大方の予想が59.0となっており、前月の58.6を上回り、2カ月続けて上昇するとみられている。 MINKABU PRESS
テクニカルポイント ドル円 直近ポイントから遠い
テクニカルポイント ドル円 直近ポイントから遠い 124.85 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間) 123.09 エンベロープ1%上限(10日間) 122.63 現値 122.27 一目均衡表・転換線 121.87 10日移動平均 120.65 エンベロープ1%下限(10日間) 119.87 一目均衡表・基準線 119.37 21日移動平均 115.62 100日移動平均 115.02 一目均衡表・雲(上限) 114.75 一目均衡表・雲(下限) 113.89 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間) 113.37 200日移動平均 ドル円は直近の重要ポイントから遠く、雇用統計などの材料次第で大きく振れやすい状況
通貨オプション リスクリバーサル
通貨オプション リスクリバーサル ドル円 0.11-0.28 円コールオーバーユーロ円 0.76-1.25 円コールオーバーポンド円 0.84-1.56 円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25%デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。
テクニカルポイント ユーロポンド、200日線上回ると反落、足固めはどうか
テクニカルポイント ユーロポンド、200日線上回ると反落、足固めはどうか0.8493 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間)0.8472 エンベロープ1%上限(10日間)0.8469 200日移動平均0.8423 現値0.8418 一目均衡表・雲(上限)0.8404 一目均衡表・転換線0.8403 100日移動平均0.8388 10日移動平均0.8378 21日移動平均0.8369 一目均衡表・雲(下限)0.8358 一目均衡表・基準線0.8305 エンベロープ1%下限(10日間)0.8264 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間) ユーロポンドは今週、200日線(0.8469)を上回る動きをみせた。しかし、昨日の陰線で再び200日線を下回っている。ただ、前週からは水準を上げており、今後は足固めの動きとなるのかがポイントに。下値のポイントは0.8418に一目均衡表の雲上限が位置している。0.83台半ばにかけてのテクニカルポイントは多く、下値サポートは強いものとみられる。RSI(14日)は54.5と、やや買いバイアス優勢。
通貨オプション ボラティリティー ドル円1週間物11%前後
USD/JPY EUR/USD EUR/JPY GBP/USD 1WK 10.95 8.74 11.42 8.75 1MO 9.23 7.85 10.79 7.73 3MO 8.61 7.54 9.89 8.06 6MO 8.33 7.25 9.61 8.10 9MO 8.23 7.13 9.51 8.21 1YR 8.21 7.09 9.50 8.26 GBP/JPY AUD/USD USD/CHF 1WK 11.18 10.70 7.84 1MO 10.37 10.07 6.95 3MO 10.19 10.52 7.10 6MO 10.14 10.65 7.08 9MO 10.14 10.79 7.10 1YR 10.16 10.83 7.12 東京時間10:17現在 参考値 ドル円の短期ボラは依然かなり高い、一時ほどではないにせよ1週間物は11%前後での推移に。
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