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ドル円は123円台に伸び悩み 日本の財務省にも注視との声も=NY為替前半
きょうのNY為替市場、ドル円はNY時間にかけて戻り売りが出ており、123円台に伸び悩んでいる。ただ、本日は大きな心理的節目である125円を一時上抜ける場面が見られた。日銀がイールドカーブ・コントロール死守のために、10年物国債の暗黙の上限となっている0.250%付近で無制限に買い入れる指値オペを2回行ったことに市場は敏感に反応。日銀が超緩和策維持するために異例の介入に踏み切ったことで円安が加速し、ドル円は2015年8月以来の高水準まで上昇した。 円安は日本の輸入物価を押し上げ、インフレに拍車をかける。そのため、日銀が利回りを超低金利で抑制し続けることは困難になる可能性があるとの指摘も聞かれる。 日銀の他に、円の動きを監視しているもう1つの重要なプレーヤーが日本の財務省だ。市場からは、鈴木財務相は現在の円安・ドル高拡大に不機嫌であることは間違いないという。財務省は円の急落を不快に思っており、ドル円が125円超に上昇すれば、投機筋に口先介入で警告を発する可能性があるという。さらに130円を突破した場合は、実際の介入が起こる可能性があるという。 ユーロドルはNY時間に入って1.09ドル台後半で推移。下押す動きまでは見られていないものの、次第に1.10ドル台が重くなってきている印象もある。本日の21日線は1.10ドル台前半に来ているが、その下での推移が続いている状況。ECBの年内利上げ期待は依然として根強いものの、それ以上にFRBの積極利上げへの期待が高まっており、5月、6月のFOMCで0.50%の大幅利上げの可能性も浮上している。今週金曜日の米雇用統計がその期待にさらに拍車をかけるとの見方も出ている。ECBとFRBの金融政策格差がユーロドルを圧迫しているようだ。 対ドルでは上値の重いユーロだが、ポンドに対しては強い展開を見込む声も出ている。しかし、ウクライナ危機により、従来想定...
ドル円は123円台 米雇用統計でドル高に拍車との予想も=NY為替
ドル円はNY時間にかけて戻り売りが出ており、123円台に伸び悩んでいる。FRBの積極利上げへの期待からドル買いが優勢となっているものの、ロンドン時間に急速に進んだ円安の巻き戻しが出ている。ユーロ円やポンド円といったクロス円も下落。 今週は金曜日に3月の米雇用統計が発表される。いまのところ非農業部門雇用者数(NFP)は49万人増、失業率は3.7%までの低下が見込まれている。市場はFRBの積極利上げへの期待をさらに高め、5月、6月の0.50%の大幅利上げへの期待も高まっている。米雇用統計の平均時給の予想は前月比0.4%、前年比で5.5%の上昇となっており、最近の労働供給量の増加にもかかわらず、賃金上昇は続く可能性が見込まれている。その場合、大幅利上げ期待を本格的に織り込む動きが強まり、ドル高に拍車がかかる可能性があるとの予想も出ているようだ。USD/JPY 123.42 EUR/USD 1.0971 GBP/USD 1.3087MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均の下げ幅一時300ドル超に=米国株速報
NY株式28日(NY時間11:53)ダウ平均 34571.98(-289.26 -0.83%)ナスダック 14135.66(-33.64 -0.24%)CME日経平均先物 27840(大証終比:+190 +0.68%)
ポンドドルは下落基調強まる 1.30ドルのブレイクの可能性も指摘される=NY為替
きょうのポンドドルはNY時間にかけて売りが強まっており、1.30ドル台に下落している。きょうの下げで21日線を下放れる展開が見られており、下向き圧力が強まっているようだ。 FRBによる利上げペースの加速への期待の高まりからポンドは対ドルで軟調に推移。今週は主要な英経済指標の発表がないため、ポンドは外部要因に左右される公算が大きい。ポンドドルは現在の下落基調を強め、目先のサポート水準として意識される1.30ドルちょうどの水準をブレイクする可能性もあるという。 英中銀の追加利上げへの期待は依然として強いものの、英国の財政・金融の政策ミックス、ファンダメンタルズの悪化、経常赤字に対するファンディング圧力がすべてポンドの圧迫要因になるという。きょうはベイリー英中銀総裁の発言が伝わっていたが、「英国は収入の極めて大きな衝撃に直面しており、成長と需要が減速している証拠を目にしている」と述べていた。しかし、「現状では政策引き締めが適切」と語っていた。GBP/USD 1.3091 GBP/JPY 161.54 EUR/GBP 0.8382MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
バイデン大統領が予算教書を発表 防衛予算は100兆円超
バイデン大統領はきょう、5.8兆ドル規模の2023会計年度(22年10月~23年9月)の予算教書を発表。防衛予算を前年度比4%増の8133億ドル(約100兆円)とした。バイデン大統領は国家安全保障に史上最大級の投資を行うと強調した。一方、財政再建に向けて超富裕層への増税策を新たに打ち出し、今後10年間で財政赤字を1兆ドル超縮小する。防衛予算にはウクライナのために約10億ドルを盛り込んだ。 歳出全体はパンデミック対策費の縮小を背景に、前年度比1%減の5兆7920億ドルとした。米国では予算編成権は議会が握り、予算教書は議会審議のたたき台との位置付けだ。財政赤字は21年度の2兆7750億ドルから、23年度は1兆1540億ドルまで減らす。ただ、今後10年では累計14兆4210億ドルに達する見通し。 増税策は、1億ドル超の資産がある世帯が対象。株式などの未売却資産の評価益を含めた所得について最低20%の所得税を支払っていない場合に、その差額を新たに課税する。 消費者物価は22年の4.7%から、23年は2.3%まで落ち着くと予測。実質GDPは22年を4.2%とした。
ドル円は123円台後半での推移=NY為替後半
NY時間の終盤に入ってドル円は123円台後半での推移となっている。一時123円台前半まで値を落としていたものの、米株が下げ渋っていることもあり、123円台後半に戻している。 きょうのNY為替市場、ドル円はNY時間にかけて戻り売りが優勢となり、123円台に伸び悩んでいる。ただ、本日は大きな心理的節目である125円を一時上抜ける場面が見られた。日銀がイールドカーブ・コントロール死守のために、10年物国債の暗黙の上限となっている0.250%付近で無制限に買い入れる指値オペを2回行ったことに市場は敏感に反応。日銀が超緩和策維持するために異例の介入に踏み切ったことで円安が加速し、ドル円は2015年8月以来の高水準まで上昇した。 円安は日本の輸入物価を押し上げ、インフレに拍車をかける。そのため、日銀が利回りを超低金利で抑制し続けることは困難になる可能性があるとの指摘も聞かれる。 日銀の他に、円の動きを監視しているもう1つの重要なプレーヤーが日本の財務省だ。市場からは、鈴木財務相は現在の円安・ドル高拡大に不機嫌であることは間違いないという。財務省は円の急落を不快に思っており、ドル円が125円超に上昇すれば、投機筋に口先介入で警告を発する可能性があるという。さらに130円を突破した場合は、実際の介入が起こる可能性があるという。 ユーロドルはNY時間に入って1.09ドル台後半で推移。下押す動きまでは見られていないものの、次第に1.10ドル台が重くなってきている印象もある。本日の21日線は1.10ドル台前半に来ているが、その下での推移が続いている状況。ECBの年内利上げ期待は依然として根強いものの、それ以上にFRBの積極利上げへの期待が高まっており、5月、6月のFOMCで0.50%の大幅利上げの可能性も浮上している。今週金曜日の米雇用統計がその期待にさらに拍車をかけるとの見方も出ている。EC...
ドル円は123円台 日銀は上限を引き上げざるを得なくなるとの意見も=NY為替
NY時間の午後になってドル円は123円台での推移が続いている。本日はロンドン時間に大きな心理的節目である125円を一時上抜ける場面が見られた。日銀がイールドカーブ・コントロール死守のために、10年物国債の暗黙の上限となっている0.250%付近で無制限に買い入れる指値オペを2回行ったことに市場は敏感に反応。日銀が超緩和策維持するために異例の介入に踏み切ったことで円安が加速し、ドル円は2015年8月以来の高水準まで上昇していた。 海外勢からは、日本のインフレ到来は不可避であり、日銀は円を下支えるためにイールドカーブ・コントロールの上限を引き上げざるを得なくなるとの意見も出ている。可能性としては10年債利回りの上限を現在の0.250%から0.3~0.4%に引き上げる可能性があるという。 ただ、ドル円を110円や105円まで押し下げるには不十分かもしれないが、ドル円を安定させ始めるには十分だと指摘している。彼らがインフレ上昇を必要としているのは事実だが、ドル円のボラティリティによってもたらされる不確実性も必要ないとしている。USD/JPY 123.41 EUR/JPY 135.59GBP/JPY 161.53 AUD/JPY 92.45MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
28日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 160.74 91.63 97.74高値 164.64 94.32 100.20安値 160.73 91.51 97.70終値 162.17 92.81 98.92
28日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 122.03 1.0990 134.01高値 125.09 1.0999 137.53安値 121.97 1.0945 133.94終値 123.86 1.0985 135.98
NY時間に伝わった発言・ニュース
※経済指標米卸売在庫(速報値)(2月)21:30結果 2.1%予想 1.2% 前回 1.1%(0.8%から修正)(前月比)※発言・ニュースバイデン大統領・労働市場は堅調。失業保険申請件数は歴史的な低水準。・プーチン大統領に対する発言は撤回しない。・プーチン大統領に対する道徳的な怒りを表現した。・NATOは今日ほど強力ではなかった。・ロシア国民に自分の考えを伝えた。(バイデン大統領はプーチン大統領は権力の座に留まってはならないと述べていた)米2年債入札結果最高落札利回り 2.365%(WI:2.355%)応札倍率 2.46倍(前回:2.64倍) 米5年債入札結果最高落札利回り 2.543%(WI:2.553%)応札倍率 2.53倍(前回:2.49倍)G7、ルーブル建ての支払い拒否で一致 G7のエネルギー担当相は、ロシアからの天然ガス購入契約を巡りルーブル建てでの支払いを求めているプーチン大統領の要求について、拒否することで一致した。
【本日の見通し】ドル高円安基調継続
【本日の見通し】ドル高円安基調継続 昨日3年8か月ぶりの指値オペの応札があり、本日から31日までの連続オペもあり、日本の長期金利を抑える格好となっている。米国の大幅利上げ期待が強まる中での日銀の動きは円安を誘うものとなっており、昨日は2015年以来の125円台に。その後いったん調整が入ったものの、流れ的にはまだ上方向か。 高値トライ後に2年弱の調整が入り、過熱感が後退した後で再びの上昇。124円手前が上値を抑えているものの、超えてきて、124円台がしっかりしてくると次の125円トライは、一時的なものにならず、もう一段の上値を意識するものとなりそう。2015年に付けた125円80銭台が強く意識されているが、超えていき動きも十分にありそう。 今日は123円台でのドル買いの勢いを確認したいところ。上方向の意識が強いが、調整の動きも大きいだけに慎重な対応が必要。MINKABU PRESS 山岡和雅
朝のドル円は123円70銭台、海外市場で125円台を付けた後、いったん123円10銭台まで=東京為替
朝のドル円は123円70銭台、海外市場で125円台を付けた後、いったん123円10銭台まで=東京為替 朝のドル円は123円80銭台での推移。ロンドン市場午前に125円台まで一時上昇を見せたが、その後は、NY午前にかけて調整の動き。123円10銭台まで値を落としたが、その後NY午後にかけて盛り返している。 昨日の日銀の指値オペ通告が円安を誘った。日本長期国債10年物利回りは昨日指値オペ水準である0.25%に達している。約6年3か月ぶりの水準。USDJPY 123.75
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