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ドル円は122円台を堅持 ドル高は第3四半期にピークとの見方も=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は122円台での推移を堅持している。東京時間には121円台前半まで下げる場面が見られたが、一時的な下げに留まっている。市場では米金利先高観がさらに強まっており、短期金融市場では年内にさらに2.00%の利上げを織り込む動きが見られている。ウクライナ危機が依然として混沌としている中、米大手金融などからよりタカ派な見通しが出ていたことも米利上げ期待を押し上げている模様。米国債利回りも上昇が続いており、ドル円の下値はしっかりとサポートされているようだ。 一部からは、ドルに対して今後数カ月は強気の姿勢を維持するものの、第3四半期にピークを向かえる可能性があるとの見方も出ている。利上げに対する米経済の回復力、外貨準備の多様化のペース、大手金融機関の為替ヘッジ比率、中国の成長回復、政策介入などを要因に挙げている。 なお、円に対しては引き続き弱気に見ており、口先介入は効果がない可能性にも言及した。USD/JPY 122.16 EUR/USD 1.0986 GBP/USD 1.3182MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
確率的に「上値期待は高いが、いつ売られてもおかしくはない状況」との印象
※今週から4月末、5月末の確率でお伝えします 今週のドル円は心理的節目の120円をあっさりと突破し、122円台まで上昇している。上方向に鮮明にレベルシフトした印象だ。これまで市場が感じていた2つの主なリスクに対して、ひとまず何らかの道筋が見え始めてきたことが要因かもしれない。 2つのリスクとは「ウクライナ危機」と「インフレに対するFRBの姿勢」だが、ウクライナ危機に関しては依然として混沌としているものの、ウクライナ軍が善戦していることもあり、ロシアが妥協し、何らかの形でひとまず停戦合意するのではとの期待が高まっている。ただし、前回も述べたが、これについてはロシアへの経済制裁の取り扱いも含めて、流動的な情勢が長期間続く可能性は留意する必要がある。 そして、「インフレに対するFRBの姿勢」だが、これがドル円を押し上げた最大の要因と思われるが、FRBはインフレ抑制に向けて、想定以上にかなりタカ派な姿勢であることが確認できたことだ。今週はパウエルFRB議長の講演が行われていたが、先週のFOMC以上にタカ派姿勢を強め、0.50%の大幅利上げの可能性も強調した。市場からは、年内に0.50%の大幅利上げが複数回実施されるとの見方も出始めている。5月、6月との声もあるようだ。 また、中立金利を超えて利上げを行う可能性に言及している。先日のFOMCで示されたFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)の中央値は、今年末が1.875%(1.75-2.00%)、2023年末が2.875%(2.75-3.00%)となっていた。2024年末も2.875%であることから、今回の利上げサイクルの終着点であるターミナル金利は2.875%で、2023年までの到達を見込んでいるようだ。市場の推計では、中立金利は2.25%または2.50%程度との見方が多い。今回のドット・プロットからは、中立金利を超えた水準...
為替相場まとめ3月21日から3月25日の週
21日からの週は、円安が進行した。日米の金融政策姿勢の差がより一層鮮明になったことがドル円相場を押し上げた。米金融当局は直近のFOMCで年内毎回の会合での利上げを示唆した。資産縮小の開始についても言及された。今週はさらにパウエルFRB議長をはじめとした米金融当局者らが0.5%幅の利上げの可能性を示唆し、予想以上のタカ派姿勢をみせた。米債利回りの上昇とともにドル買い圧力となった。一方で、日銀では黒田日銀総裁が緩和継続姿勢をはっきりと示した。当面の利上げの可能性を否定、輸入物価によるインフレの場合には金融引き締めを行うことに警戒感を示していた。また、円安についても経済全般に対するメリットが大きいと容認姿勢だった。ドル円は2015年12月以来の高値水準である122円台まで買われる場面があった。クロス円も総じて円安方向に振れた。ユーロ円は134円台、ポンド円は161円台、豪ドル円は92円近辺まで高値を伸ばした。NY原油先物は再び116ドル台まで一時上昇。株式市場は不安定に変動したが、大きな崩れはみせていない。ウクライナ戦争は開始から1カ月を過ぎた。民間人の被害が拡大、海外への避難民は数百万人に達している。西側諸国は一段と制裁措置を強めている。ロシアは引き続き強硬姿勢。この問題の早期解決は望み薄となっている。世界的なインフレが、より長期化する覚悟が必要に。この週は、ハンガリー、ノルウェー、南アフリカ、メキシコなどの中央銀行が利上げを発表している。(21日) 東京市場は春分の日の祝日のため休場。 ロンドン市場は、方向性に欠ける値動き。ドル円は119円台前半での揉み合い。ユーロドルは上値を試したが1.1070近辺と先週末NY高値付近で上値を抑えられると、1.1020台まで反落。ユーロ円も132円手前まで上昇したあとは131.50割れ水準へと反落。ポンド、豪ドルは上値が重くじり安の動き。...
25日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 161.36 91.94 97.69高値 161.50 92.01 97.99安値 159.86 91.06 96.73終値 160.93 91.75 97.82
25日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 122.35 1.0997 134.54高値 122.44 1.1038 134.75安値 121.18 1.0981 133.73終値 122.05 1.0983 134.04
NY時間に伝わった発言・ニュース
※経済指標【米国】中古住宅販売成約指数(2月)23:00結果 -4.1%予想 1.0% 前回 -5.8%(-5.7%から修正)(前月比)ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(3月)23:00結果 59.4予想 59.7 前回 59.7※発言・ニュースウィリアムズNY連銀総裁・0.50%の利上げが必要なら、そうすべきだ。・今年中にバランスシート縮小を開始する予定。・利上げのスピードはデータで決定されなければならない。・着実に金利を上げ、正常な水準に戻すことが重要。・リスクとしてウクライナ危機などの不確定要素を挙げる。・FRBは機敏でなければならない。ソフトバンクG、銀行団から最大100億ドルの融資確保へ ソフトバンクG<9984>は、傘下の英アームのIPOに向けて、アームを担保とする100億ドル規模の融資を最終決定していると伝わった。英FT紙が関係者の話として伝えた。ソフトバンクは来年3月末までにアームのIPOを実施させる意向を示しているが、銀行に対して、融資をIPOに参加するための条件としているという。
ドル円の調整強まる、円安警戒の動きも=東京為替
ドル円の調整強まる、円安警戒の動きも=東京為替 ドル円は121円30銭前後まで値を落とす展開に。朝方までのドル高円安の調整が進み、122円をしっかり割り込んだ後、122円前後が重くなったことでもう一段の売りが出ている。USDJPY 121.28
【海外市場の注目ポイント】3月の独Ifo景況感指数
日本時間午後6時に3月の独Ifo景況感指数が発表される。大方の予想は94.2となっており、前月の98.9を下回り、3カ月ぶりに低下し、昨年2月以来の低水準に落ち込むとみられている。ロシアがウクライナに侵攻し、欧州での地政学リスクが高まっているほか、原材料価格が高騰している。こうした影響で3月の独Ifo景況感指数が予想を下回る結果になれば、ユーロ圏内最大の経済国であるドイツの景気先行き警戒感からユーロが売られる可能性がある。 MINKABU PRESS
テクニカルポイント ドル円 大きく調整、ポイントからは遠く
テクニカルポイント ドル円 大きく調整、ポイントからは遠く 122.33 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間) 121.23 現値 121.01 エンベロープ1%上限(10日間) 120.07 一目均衡表・転換線 119.81 10日移動平均 118.61 エンベロープ1%下限(10日間) 118.43 一目均衡表・基準線 117.60 21日移動平均 115.24 一目均衡表・雲(上限) 115.16 100日移動平均 114.75 一目均衡表・雲(下限) 113.06 200日移動平均 112.87 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間) ドル円はボリンジャーバンド2シグマ上限前後での推移から大きく調整が入った。直近でのポイントが遠くなっており、不安定な動きに。
テクニカルポイント ユーロポンド、保ち合いが続く
テクニカルポイント ユーロポンド、保ち合いが続く0.8473 200日移動平均0.8456 エンベロープ1%上限(10日間)0.8449 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間)0.8440 一目均衡表・雲(上限)0.8409 100日移動平均0.8387 一目均衡表・雲(下限)0.8377 一目均衡表・転換線0.8373 10日移動平均0.8355 21日移動平均0.8346 現値0.8331 一目均衡表・基準線0.8289 エンベロープ1%下限(10日間)0.8260 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間) ユーロポンドは3月に入って方向性を失っている。下値は3/7の0.8203、上値は3/15の0.8456と3/17の0.8458となっている。現在の水準は10+21日線を下回っている。ただ、0.83台割れからは買いが優勢になっており、10+21日線がレジスタンスとして機能するのかどうかがポイント。RSI(14日)は47.7と、ほとんど売買の偏りはみられていない。
ユーロ円134円台回復、円買いの動き全般に落ち着く=東京為替
ユーロ円134円台回復、円買いの動き全般に落ち着く=東京為替 ドル円、クロス円の調整が目立った東京市場であるが、ロンドン勢の本格参加を前に調整の動きも一服しており、ユーロ円も133円80銭割れから134円10銭台に戻す動き。 円安進行の過熱感が調整を誘ったが、あくまで調整の動きという意識が強く、動きが一服した形。EURJPY 134.19
ドル円調整一服=東京為替
ドル円調整一服=東京為替 ドル円は調整の動きが一服した。一時121円10銭台まで値を落としていたが、121円50銭前後を付ける動きに。ロンドン勢の本格参加を前にいったんの買い戻し。USDJPY 121.50
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