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ドル円は上値追いが続く ただ、過熱感は否めず=NY為替前半
きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となる中、ドル円は上値追いの動きが続いている。NY時間に入って一時120円台に下落する場面が見られたものの、121円付近に戻す動き。東京時間には121.40円近辺まで上昇していた。 ただ、このところの急上昇で過熱感は否めず、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは買われ過ぎの水準である70を遥かに上回り、83まで上昇。2016年11月以来の高水準となっている。テクニカル的にはいつ売られてもおかしくはない状況ではある。 前日のパウエルFRB議長の講演は、先週のFOMCからさらにタカ派色を強めた印象が強く、年内に0.5%の大幅利上げが複数回実施されるとの見方も出始めている。FRBがインフレ抑制に傾斜する一方、日銀は緩和姿勢の継続を続けており、金融政策の格差拡大観測が引き続き、ドル円を押し上げている。 ユーロドルは戻り売りに押され、1.09ドル台に一時下落。本日の21日線が1.1050ドル付近に来ているが、その水準が上値抵抗となっている模様で、上値の重い展開となっている。 市場からは下値も抑制的との見方も出ている。FRBが想定以上にタカ派姿勢を強調する中、市場ではECBも予想を上回る利上げを行うのではとの観測が広がっている。ウクライナ危機をめぐる不確実性にもかかわらず、先日の理事会でECBは、刺激策の解除を加速させていた。そのことから、今後12カ月間で3回程度の利上げを見込んでいるという。米国債利回りが上昇する環境下でも、ECBへの期待が今後数カ月、ユーロを下支えする可能性があると指摘している。 ポンドドルは一時1.3175ドル付近まで下落していたものの、NY時間に入って1.32ドル台に戻している。 きょうはスナク英財務相が春の予算案を発表。インフレ、ウクライナ危機で悪化した生活水準への支援策が与野党から求められていたが、その要請に応じて、年...
ロシア中銀総裁がプーチン大統領に辞意、許可されず再任指名
ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は、プーチン大統領がウクライナ侵攻を命じた後に辞任しようとしたが、プーチン大統領に引き留められたという。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。3期目(任期5年)となる再任指名を先週受けた総裁が、現時点でどのような考えなのかは分かっていない。 同総裁はプーチン氏と過去20年近くにわたり緊密に連携してきた。この段階で辞任するとなれば、プーチン氏は裏切りと見なすだろうと関係者らは語ったという。
オルブライト元米国務長官が死去
米国初の女性国務長官を務めたオルブライト氏がきょう死去した。84歳だった。同氏のツイッターへの家族の投稿によると、死因はがんだという。
先進国の利回り上昇、株式は上昇予想も小幅に留まる見通し=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は121円台で推移し、ユーロドルは1.10ドル台に戻している。きょうの市場は原油が再び上げ幅を拡大していることもあり、株安、米国債利回り低下と、リスク回避の雰囲気も出ている。前日のパウエルFRB議長の講演は先日のFOMC以上にタカ派色が強かった印象で、市場は年内複数回の0.50%の大幅利上げがあるとの見方が優勢となりつつある。FRBのタカ派姿勢については市場もある程度、理解しているものの、FRBの積極姿勢が景気後退につながるのではとの警戒感もあるようだ。 ウクライナ危機が世界経済の見通しに変化を与え、米国債利回りは以前予想していたよりも上昇し、株式は上昇を見込むものの、上げ幅は小幅に留まるとの見方も出ている。米10年債利回りは2023年末に3%とウクライナ危機前の2.75%から上方修正し、来年のS&P500は4800と、もはや5150はないと見込んでいる。 米経済は欧州よりもウクライナ危機による被害が少なく、FRBに利上げ余地を与える可能性が高い一方、株価は先進国市場全体で上昇を見込むものの、年換算では近年よりも遥かに上げ幅は小くなるという。USD/JPY 121.09 EUR/USD 1.1009 GBP/USD 1.3209MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
NATO、ウクライナ支援強化へ
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、加盟国首脳が明日の会議でウクライナへの追加軍事支援を約束するとの見通しを明らかにした。サイバー攻撃や化学・生物・核兵器の脅威への対抗を支援すると語った。同社事務総長は「ウクライナ支援に全力を尽くす覚悟だ」とする一方、同国のNATO加盟は議題にないともしている。ウクライナのゼレンスキー大統領はNATO首脳に向けて演説する予定。
ドル円は121円台での取引が続く=NY為替後半
NY時間の終盤に入って、ドル円は121円台での取引が続いている。きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となる中、ドル円は上値追いの動きが続いている。NY時間に入って一時120円台に下落する場面が見られたものの、121円付近に戻す動き。東京時間には121.40円近辺まで上昇していた。 ただ、このところの急上昇で過熱感は否めず、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは買われ過ぎの水準である70を遥かに上回り、83まで上昇。2016年11月以来の高水準となっている。テクニカル的にはいつ売られてもおかしくはない状況ではある。 前日のパウエルFRB議長の講演は、先週のFOMCからさらにタカ派色を強めた印象が強く、年内に0.5%の大幅利上げが複数回実施されるとの見方も出始めている。FRBがインフレ抑制に傾斜する一方、日銀は緩和姿勢の継続を続けており、金融政策の格差拡大観測が引き続き、ドル円を押し上げている。 ユーロドルは戻り売りに押され、1.09ドル台に一時下落。本日の21日線が1.1050ドル付近に来ているが、その水準が上値抵抗となっている模様で、上値の重い展開となっている。 市場からは下値も抑制的との見方も出ている。FRBが想定以上にタカ派姿勢を強調する中、市場ではECBも予想を上回る利上げを行うのではとの観測が広がっている。ウクライナ危機をめぐる不確実性にもかかわらず、先日の理事会でECBは、刺激策の解除を加速させていた。そのことから、今後12カ月間で3回程度の利上げを見込んでいるという。米国債利回りが上昇する環境下でも、ECBへの期待が今後数カ月、ユーロを下支えする可能性があると指摘している。 ポンドドルは一時1.3175ドル付近まで下落していたものの、NY時間に入って1.32ドル台に戻す展開。きょうはスナク英財務相が春の予算案を発表。インフレ、ウクライナ危機で悪化した生活水準...
朝のドル円は121円10銭台での推移=東京為替
朝のドル円は121円10銭台での推移=東京為替 昨日の東京市場で121円40銭台まで上値を伸ばしたドル円。その後は120円台に調整の場面も、121円台に戻して東京朝を迎えるなど、堅調地合いを維持している。 米FRBのタカ派姿勢と日銀の緩和姿勢との対照的な中銀の姿勢の差がドル買い円売りを誘っている。先週の黒田日銀総裁の円安は日本経済にプラス発言で、日本の当局は円安を容認するという認識がマーケットに広がっていることも、買いが入りやすい地合いに。ただ、過熱感はあり、上値追いにも慎重。USDJPY 121.12
23日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 160.20 90.23 96.11高値 161.11 90.94 96.56安値 159.04 89.94 95.71終値 159.98 90.85 96.45
23日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 120.80 1.1029 133.23高値 121.41 1.1043 133.89安値 120.60 1.0964 132.33終値 121.15 1.1004 133.32
NY時間に伝わった発言・ニュース
※経済指標【米国】MBA住宅ローン申請指数(03/12 - 03/18)20:00結果 -8.1%予想 N/A 前回 -1.2%(前週比)新築住宅販売件数(2月)23:00結果 77.2万件予想 81.0万件 前回 78.8万件(80.1万件から修正)【ユーロ圏】ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)(3月)00:00結果 -18.7予想 -12.9 前回 -8.8※発言・ニュース米20年債入札結果最高落札利回り 2.651%(WI:2.665%)応札倍率 2.72倍(前回:2.44倍)ビスコ伊中銀総裁・供給と需要への負のショックに同時に直面。・供給ショックへの対処は財政の責任。・欧州で過度の賃金上昇は見られていない。・ECBには全ての選択肢がある。NATO、ウクライナ支援強化へ 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、加盟国首脳が明日の会議でウクライナへの追加軍事支援を約束するとの見通しを明らかにした。サイバー攻撃や化学・生物・核兵器の脅威への対抗を支援すると語った。同社事務総長は「ウクライナ支援に全力を尽くす覚悟だ」とする一方、同国のNATO加盟は議題にないともしている。ウクライナのゼレンスキー大統領はNATO首脳に向けて演説する予定。ロシア中銀総裁がプーチン大統領に辞意、許可されず再任指名 ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は、プーチン大統領がウクライナ侵攻を命じた後に辞任しようとしたが、プーチン大統領に引き留められたという。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。3期目(任期5年)となる再任指名を先週受けた総裁が、現時点でどのような考えなのかは分かっていない。同総裁はプーチン氏と過去20年近くにわたり緊密に連携してきた。この段階で辞任するとなれば、プーチン氏は裏切りと見なすだろうと関係者らは語ったという。
【本日の見通し】ドル高基調は警戒感を伴いつつ継続へ
【本日の見通し】ドル高基調は警戒感を伴いつつ継続へ ここにきてのドル高基調については、過熱感もあるが流れはまだ継続している。先週の黒田日銀総裁の円安は日本経済にプラス発言がマーケットで円安容認という捉え方をされている点もドル円の支えとなっている。昨日東京市場で121円40銭台を付けた後、いったん調整も、121円台に戻すなど堅調地合いを維持。高値警戒感も下値が限定的で、見切り買いの動きも。ウクライナ情勢の前向き進展期待なども円売りに作用しており。ドル円は122円台に向けた動きを強めると期待される。MINKABU PRESS 山岡和雅
米国防総省高官 ロシア軍ウクライナ首都キエフから後退
米国防総省高官 ロシア軍ウクライナ首都キエフから後退 米国防総省の高官がウクライナ側の激しい反撃に寄り、ロシア軍が首都キエフ周辺から後退したとの分析を示している。キエフのクリチコ市長も、ウクライナ軍が周辺の複数地域でロシア軍を撃退と発表している。
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- 24/03/2022北大西洋条約機構(NATO)のストルテ...
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- 24/03/2022ポンド円 豪ドル円 カナダド...
- 24/03/2022ドル円 ユーロドル ユーロ円...
- 24/03/2022※経済指標【米国】MBA住宅ローン申請指...
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