午前中に振幅を見せる展開、午後はレンジ取引に=東京為替概況

　週明けの東京市場、ドル円は朝方しっかりの展開となった。先週末までダウ平均が6日続騰。ハイテク株中心の上昇に週明けの東京・アジア市場でも株高の動きが期待されるとして、ドル円は127円30銭台まで上値を伸ばした。

　その後一転してドル売り円買いの動きに。先週目立ったユーロドルでのドル売り基調が継続し、ドル全般に売りが優勢となる中で、ドル円も朝の上昇分を解消してさらにドル売りを試す展開に。一時126円80銭台まで。

　安値からも値を戻すと、午後は127円ちょうど前後の狭いレンジでの取引が続いた。米国勢がメモリアルデーで不在となる中、上下ともに動きにくいという意識も。

　先週上値をトライする展開が目立ったユーロドルは、週明けもしっかりとした動き。先週金曜日の東京市場で1.0765前後を付けた後、海外市場で1.07割れまで調整が入る場面が見られたが、安値から値を戻して週の取引を終え、週明け1.0730前後でスタートすると、1.0760前後までと先週の高値に迫る動きに。

MINKABU PRESS 山岡和雅