23日にNZ準備銀行(中央銀行)金融政策会合の結果が発表されます。多くの主要国より早く、昨年10月に利上げに踏み切ったNZ中銀。4月の会合で予想外に利上げ幅を0.5%に広げ、その後5会合連続で0.5%利上げとなっています。
今回の会合では0.75%に利上げ幅拡大が見込まれています。NZの消費者物価指数は第2四半期が前年比7.3%、第3四半期が同7.2%と高い水準での推移が続いています。11月8日に公表されたNZ中銀四半期調査による2年後のインフレ予想は3.62%と、前回の3.07%から大きく上昇し、1991年以来の高水準となりました。1年後のインフレ予想も4.86%から5.08%に引き上げられており、インフレ見通しが強まっている状況です。また、NZ中銀金融政策会合は年7回の変則運用。夏休み(南半球なので)ということもあり、次回は2月22日まで約3カ月期間が空きます。こうした状況が利上げ幅の拡大見通しにつながっているとみられます。
とはいえ、各国が利上げ幅縮小に向かっており、地政学的にも近い豪中銀が10月時点で利上げ幅を0.25%に縮め、今月も0.25%を維持している中で、利上げ幅拡大はインパクトのある対応。声明など次第ではNZドル買いの材料となる可能性があります。
今回の会合では0.75%に利上げ幅拡大が見込まれています。NZの消費者物価指数は第2四半期が前年比7.3%、第3四半期が同7.2%と高い水準での推移が続いています。11月8日に公表されたNZ中銀四半期調査による2年後のインフレ予想は3.62%と、前回の3.07%から大きく上昇し、1991年以来の高水準となりました。1年後のインフレ予想も4.86%から5.08%に引き上げられており、インフレ見通しが強まっている状況です。また、NZ中銀金融政策会合は年7回の変則運用。夏休み(南半球なので)ということもあり、次回は2月22日まで約3カ月期間が空きます。こうした状況が利上げ幅の拡大見通しにつながっているとみられます。
とはいえ、各国が利上げ幅縮小に向かっており、地政学的にも近い豪中銀が10月時点で利上げ幅を0.25%に縮め、今月も0.25%を維持している中で、利上げ幅拡大はインパクトのある対応。声明など次第ではNZドル買いの材料となる可能性があります。
MINKABU PRESS 山岡和雅