円安の動きに加え、NY原油の上昇傾向を好感したクローネ買いの動きに、クローネ円は5月5日以来、約一月ぶりの1クローネ=14円台を付ける動きを見せている。ドルクローネはドル買いとクローネ買いが交錯。先週はウォラーFRB理事発言などを受けたドル買いに1ドル=9.54クローネ前後まで上昇も、その後のクローネ買いに9.36前後と、ウォラーFRB理事発言前の水準に戻す動き。その後は9.40前後での推移が続いている。3か月ぶりに120ドル台に乗せるNY原油の上昇が、西欧有数の産油国ノルウェーの経済を支えるものの、一方向の動きにはならず。
クローネ円は先月からの上昇基調が継続。先週のクローネ売り局面で13円80銭台から13円65銭前後まで調整の局面も、その後買い戻しが入り、週明け円安の勢いが強まると14円台に乗せる動きを見せている。
USDNOK 9.455 NOKJPY 14.026
MINKABU PRESS 山岡和雅