先週末にロシア産原油供給減少見込みなどからくるNY原油の上昇を受けた買いが入ったノルウェークローネ。ドルクローネは8.82台から8.68台まで上昇。週明けもいったんはその流れの中で8.65前後を付ける場面が見られた。しかし、その後は一転してドル買いクローネ売りの動き。中国での感染拡大を受けた原油需要減少懸念や国際エネルギー機関(IEA)加盟国の過去最大規模の石油備蓄放出計画報道などが重石となり、一転して大きく原油安に。この流れがクローネ売りを誘い、8.82台までと先週末の下げ分をいったん完全に解消する動きを見せている。
対円では円売りとクローネ売りが交錯。先週末に14円02銭前後から14円30銭超えまで上昇。その後の円安に14円38銭前後を付ける場面も、NY市場ではクローネ売りの動きが優勢とあり14円21銭台まで一時調整が入った。
NOKJPY 14..229