OPECプラスの減産合意を受けたNY原油の上昇傾向が、欧州有数の産油国であるノルウェークローネの買い材料となっているが、ドルクローネはそれ以上に欧州通貨安の勢いが勝っている。ドルスウェーデンクローナ同様に週の半ばにかけて値を落としたドルクローネは、1ドル=10.42クローネを付けた後、いったん10.68台まで上昇後、原油高の動きなどを好感して、再びクローネ買いが入る場面が見られ、10.45前後までと、他の欧州通貨に比べてもしっかりとした動きを見せた。しかし、その後のドル買い欧州通貨安の勢いが強く、昨日海外市場で10.73台までの反発となっている。
対円でも13円81銭台までの上昇後、いったん13円55銭台まで下落。その後のクローナ買い局面ではドル円が上昇していたこともあり、13円83円前後までと今月の高値を更新も、昨日の欧州通貨売りに13円51銭前後までの大幅安に。
NOKJPY 13.544