ノルウェー中央銀行は昨日の会合で政策金利を2.75%で据え置いた。昨年6月以降5会合連続で金利を引き上げていたが、いったん利上げを休止した形。もっとも、同行は2021年9月に他の先進国の中銀に先駆けて利上げを実施した後、一会合据え置きで次に利上げという形で昨年5月までゆっくりとした金利の引き上げを見せており、今回の据え置きも利上げの終了ではなく、これまでの効果を確かめるためで、3月の会合での利上げが見込まれている。
市場は据え置きを完全に織り込んでおり、目立った反応は見せなかった。ドルクローネは9.80割れで買いが入る流れもあって、18日NY午後のドル高局面で9.7744クローネから9.96クローネ台後半まで上昇した。その後は基本的にもみ合いとなっているが、昨日のNY原油の上昇もあり、若干クローネ高。
USDNOK 9.8963