昨日の海外市場でリスク警戒の動きが広がる中で主要通貨に比べて流動性に欠ける北欧通貨への売りが強まり、ドルクローネは、2020年秋に上値を二度止めた9.60前後の抵抗水準を超え、さらに上昇が加速して9.70超えを付ける動きを見せた。その後はいったん調整も、NY夕方にかけて再びドル買いクローネ売りが強まると、東京午前もその流れが続く形で9.72台まで。その後はいったん調整が入っているもののドル高クローネ安基調が継続。
リスク警戒からの原油安が欧州有数の産油国ノルウェーへの懸念につながっているほか、世界的な大きな株安の動きが世界的な政府系ファンドを有するノルウェーへの重石に。
対円でも売りが目立っており、昨日欧州市場午前の13円80銭近くから東京午前に13円37銭前後まで値を落とす動きに。
NOKJPY 13.514