昨日スウェーデン国立銀行(リクスバンク)は、市場の予想を超える1.00%の利上げを行い、政策金利を1.75%とした。市場予想は0.75%がほとんどとなっていた。物価が11カ月連続で予想を上回る強めの推移となっていることを受けての動きで、約30年ぶりの大幅利上げとなる。
ドルクローナは発表直後に一気にクローナ買いも、すぐに反転、逆にドル高クローナ安となっている。ユーロクローナも同様で、発表直後はユーロ売りクローナ買いもすぐに反転して元の水準へ。
イングベス総裁が中銀バランスシート調整のための中銀による外貨買いクローナ売りを継続するとしたこと、大幅利上げの影響でスウェーデン経済への警戒感が強まっていることなどがクローナの重石に。
ドルクローナは昨日の金利発表前に10.80前後を付けた後、10.67台へ下落。NY朝には10.90台を付け、その後は東京朝に至るまで」10.90前後での推移に。ユーロクローナは10.82前後で発表を迎え、10.72前後を付けた後、元の水準に戻し、もみ合いを経てNY午後に10.88前後まで。
対円では13円27銭前後での発表を迎え13円41銭台まで。その後は値を落とし10.15近くを付けている。
USDSEK 10.899 SEKJPY 10.185