昨日の海外市場ではドル買いクローナ売りの動きが優勢に。世界的な株安を受けたリスク警戒の動きが、新興国通貨だけでなく、流動性に欠ける北欧通貨などでも売りを誘う格好となった。
スウェーデン中銀の緩和維持姿勢が、米国の積極的な金融引き締め姿勢に加え、ここに来て早期の利上げ期待が強まったユーロなどに対してもクローナ売りを誘う格好となっており、中・長期的にもクローナ売りの流れ。ドルクローナは3月末からの振幅しながらのドル高クローナ安の流れ。とくに先月21日からの上昇が顕著で、9.36台から昨日10.12を付けるところまで上昇。その後上昇が目立った米債利回りに調整が入ったことなどを受けて少し値を落とすも10.03台まで。
対円でもクローナ安の動きが優勢。ドル円などでのリスク警戒の円買いの動きも加わっており、ロンドン市場での13円13銭台から一時12円85銭台まで。その後はドルクローナなどでのクローナ買いもあって12円98銭近くまで一時回復。
SEKJPY 12.913