先月後半から緩和姿勢を維持する通貨の売りが対ドルを中心に目立っている中、当面のゼロ金利維持を示すスウェーデンクローナも軟調地合いとなっている。ドルクローナは先月21日の9.37台から上昇基調に乗り、振幅を交えながら今月初めに9.93台に。その後のもみ合いを経て米FOMC後のドル売りにいったんは9.72台まで調整が入った。しかし、米債利回りの上昇からくる金利差拡大懸念などもあって再びドル買いクローナ売りの動きが強まり、FOMC前の水準を超えて9.90に迫る動き。3月初めに付けた10.00も視野に入ってきている。今年の高値は3月7日に付けた10.07台。
対円でもクローナ安が優勢に。FOMC後のクローナ買いに13円30銭台まで上昇の場面も、その後13円06銭前後まで値を落としている。
SEKJPY 13.121