21日の中南米市場は、対ドルでの中南米通貨売りがやや優勢となった。主導したのはメキシコペソ。国営石油会社ぺメックスの負債返済についての警戒感が市場で広がったことが背景にある。主要鉱山であるクアジョーネ銅山周辺に対する非常事態宣言が出されたペルーソルも売りが出ていた。ペルー国内の銅生産の約2割を占める同銅山では近隣住民からの抗議行動で生産が2月28日からストップしている。
ドルメキシコペソはロンドン朝の19.98前後から20.24前後まで大きくドル高ペソ安に。その後は少し著末井が入るも20.15前後まで。
ペソ円も売りが目立つ展開。東京昼頃の6円43銭近くからNY/中南米市場午後には一時6円35銭割れまで値を落としている。
MXNJPY 6.363