メキシコ中央銀行は11日の金融政策理事会で市場予想通り0.75%ポイント利上げを全会一致で決定した。0.75%利上げは2会合連続。利上げ自体は10会合連続となる。政策金利は8.5%となり、同国にとって過去最高水準に。
声明では今後の利上げについて、実勢に基づき、引き上げ幅を評価すると、利上げ幅縮小の可能性を示唆。前回会合での必要ならば同様の強硬策を検討という表現に比べてややハト派という見方が広がり発表後は若干メキシコペソ売りに。
ドルペソは0.75%利上げへの期待もあり、ロンドン市場からドル安ペソ高でアジア市場の1ドル=20.05ペソ前後から19.90ペソ台まで。その後はペソ売りが入り19.98ペソ台を付ける動きに。ペソ円はロンドン市場のドル円の重さもあって6円60銭台を付けた後、NY市場でのドル円の戻しと金利発表前までのペソ買いに6円68銭近くまで。その後のペソ売りにやや調整も、ドル円がしっかりということもあり比較的高い水準での推移。
USDMXN 19.954 MXNJPY 6.664