1日の中南米通貨はまちまち。財政赤字拡大などが嫌気されたブラジルレアルの売りが重石に。メキシコペソは振幅の目立つ展開となった。
ドルメキシコペソは、ロンドン市場から中南米朝にかけてはドル売りペソ買いが優勢に。原油高への期待感などがペソを支える形となり、ロンドン朝の1ドル=19.70ペソ前後での推移から19.60近くまでドル安ペソ高が進行。その後、米ISM製造業が予想外に上昇したことを受けてドル買いが一気に進み19.77前後まで急騰。
その後発表されたメキシコの5月の購買担当者景気指数(PMI)は50.6と、4月の49.3から上昇。景気判断の境である50を超えるのは2019年11月以来、中立の50ですらパンデミック直前の2020年2月が最後で、パンデミック後は50を割り込んだ水準での推移が続いていた。この結果を受けてドルペソは上値が抑えられ、午後に入るとペソ買いが優勢となって19.67前後に。
対円ではドル円の上昇もあってしっかりの動き。東京市場での6円55銭前後での推移から6円61銭台まで上値を伸ばしている。
MXNJPY 6.604