先週末の中南米市場はブラジルレアルが主導する形で、対ドルでの中南米通貨高が目立った。ブラジルの3月の製造業PMIが52.3と2月の49.8から上昇。好悪判断の境となる50を超える好結果となったことが、レアルの買いを誘った。
メキシコペソもロンドン市場からNY朝までは買いが目立っており、ドルペソはロンドン市場朝の19.93台から19.74台に。しかし、米雇用統計が堅調な結果を見せると、米国の大幅利上げ期待が強まる中で、メキシコから米国への資金流出懸念もあり、ペソ売りの動き。NY午後には19.88台を付け、19.85台で引けている。
対円では一時123円台に乗せたドル円の動きもあって6円13銭台から6円21銭台までの上昇。その後は少し調整が入り、6円16銭台で週の取引を終えた。
MINKABU PRESS 山岡和雅