中国最大の経済都市上海で、東西に分けて96時間づつのロックダウンが実施されることなどを嫌気し、昨日は元安の動きが一時強まった。ドル人民元は先週末の6.3660前後から6.38台まで大きくドル高元安が進行。その後は調整も入り、6.3680台まで値を落とす場面が見られたが、元買いにはやや慎重で、6.3720前後で昨日の取引を終えた。
今朝の中国人民銀行による対ドル基準値は昨日及び実勢値よりも元高に設定。当局の警戒感が見られるという意識もあり、今朝は6.3670前後までドル安元高が進んでいる。
対円では円安の勢いが勝っており、昨日のドル円の125円トライ局面で19円60銭台まで上値を伸ばした。その後19円35銭前後までの調整を経て、直近は19円40銭台での推移。
CNYJPY 19.422