昨日の中南米市場で、メキシコペソ、ブラジルレアルなどは軒並みの上昇。南アランドなどの買いも目立っており、国際商品市場の上昇を受けて、資源国通貨に対する買いが強まる展開に。
メキシコ中銀は市場予想通り0.5%の利上げを実施。7会合連続での利上げとなった。メキシコ中銀の発表は日本時間午前4時であったが、その数時間前にロペスオブラドール大統領が午前の定例記者会見で0.5%の利上げが決まったと発言する異例の事態となった。同発言が誤って先に公表したものか、何らかの意図があったのかは明らかになっていない。
今回の0.5%利上げは全会一致で、前回のように0.25%の主張は出なかった。また、インフレリスクについてバランスが悪化、依然として情報に偏っているとしており、今後の追加利上げも期待される状況に。
ドルペソはロンドン市場の20.22前後から20.07台までドル売りペソ買いが進んだ。東京市場では6円台での買いに慎重な動きも見えたペソ円は、ロンドン市場で6円をあっさり超えると、そのまま上昇が加速し、6円10銭に迫る動きとなっている。
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MINKABU PRESS 山岡和雅