対ドルでの元高の動きが優勢。ドル人民元は昨日の市場で6.3640台から6.34台まで値を落とし、朝の中国市場も同水準での推移。中国人民銀行は、対ドル基準値を4日連続で元高としており、今日は昨日の海外市場の実勢値に近い6.3482としている。ウクライナ情勢の前向き進展期待などが背景にあると見られる。
ここからの一段の元高については懐疑的な見方も強い。米国の大幅利上げ期待に対して、中国が預金準備率引き下げなどの形で追加緩和姿勢を強める可能性が高いという見方が広がっており、金融政策姿勢の差が元売りを誘うという見方が根強い。
対円では円安の勢いが勝り、19円29銭前後を付ける動きも。
CNYJPY 19.240