先週末の中南米市場は、ドル円同様に当初ドル買いの動きが優勢な展開となったが、その後ドル売り中南米通貨買いの動きが広がった。
米FRBの積極的な利上げ姿勢について、若干後退する動きが広がるとの思惑が重石となった。サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が過度な利上げによる景気後退への警戒感を示し、利上げ幅を引き下げる時期に差し迫っていると発言。シカゴ連銀のエバンス総裁も過度な利上げへの警戒感を示した。ハト派姿勢の目立つ両名からの発言とは言え、一時に比べ12月の0.75%利上げへの期待が後退しており、ドル売りにつながった。
ドルメキシコペソは朝方の20.14ペソへの上昇から、一転してドル売りペソ買いとなり、先週後半サポートとなっていた20.00もしっかり割り込んで売りが加速。19,90割れまで値を落とす展開に、堅調な原油市場の動向を受けての買いなども見られた。
ペソ円はそれ以上に円買いの勢いが強い、7円58銭前後から、ドル円の急落を受けて7円35銭近くまで下げている。下げ一服後はペソ買いもありしっかり。
MXNJPY 7.449