先週末の市場で中南米通貨は一時対ドルで売りが出た。目立ったのはチリペソの売り。世界的な景気減速懸念が、主要産品である銅の需要への懸念につながっており、先週のチリペソは週ベースでみて対ドルで14年ぶりの下落率に。金曜日も一時2%を超える売りが見られた。
資源需要への警戒感は他の中南米通貨の売りも誘っており、ドルメキシコペソは東京市場の1ドル=20.15ペソを挟んだ推移から、一時1ドル=20.26ペソ前後までドル高ペソ安に。週末を前にした調整もあり、その後値を落としたが、警戒感が継続。
対円ではドル円が一時137円台を付けるなど、買いが入ったこともあって6円79銭台まで。その後の調整はペソ高の動きと相殺され、高値圏での推移が続いている。
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