先週末の中南米市場では、対ドルを中心に中南米通貨買いの動き。13年ぶりの高さまで政策金利を引き上げたペルーソルや、28年ぶりの水準まで物価高が進んだブラジルレアルなどが主導する展開。
木曜日に発表された3月の消費者物価指数が前年比7.45%と、予想を超え、21年ぶりの高水準まで上昇したメキシコペソも買い基調が継続。週末を前にロンドン市場ではいったん調整の動きから20.18台を付けていたドルペソは、20.02台まで値を落とし、安値圏で引けている。
対円でもペソ買いの動きが優勢。ドル円が124円台で引けるなど、円安の動きも見られ、ペソ円は東京市場での6円13銭台から6円21銭前後まで上値を伸ばしている。
MINKABU PRESS 山岡和雅