昨日21時に発表された3月のメキシコ消費者物価指数は前年比7.45%と2001年以来となる高水準で、市場予想を超える上昇を見せた。7%超えは5か月連続。前月比は0.99%とこちらも予想を超える高水準に。
この結果を受けてメキシコの追加利上げ期待が強まる格好に。昨年6月から利上げサイクルに入り、直近3回は0.5%の大幅利上げを実施しているメキシコ。今後も積極的な利上げが見込まれる状況に。
ドルペソは発表後に20.10前後まで。その後はドル買いに押されていったん20.19前後まで調整も、中南米市場午後に再びペソ買いが強まり、20.07台を付ける動きを見せている。もっとも、ドル高基調が市場全般に強まる中で、一方向の動きにはならず、ドルの買い戻しが入って夕方に20.16台へ。
対円でも消費者物価指数発表後に6円16銭台に。その後の調整に6円13銭台を付けるも、中南米市場午後には、6円17銭台まで上値を伸ばしている。その後は対ドルでのペソ売りに6円15銭割れと、振幅が続いた。
MXN/JPY 6.157