先週末の中南米市場は、米雇用統計後に全般に買いが入る展開が見られた。米国の大幅利上げ期待継続自体はドル買いの材料であるが、それ以上に米雇用市場の堅調さを受けた米景気の鈍化懸念後退からの中南米通貨買いの動きが優勢に。対米輸出が大きいメキシコペソはその代表格で、ドルペソは発表前の20.50-55ペソでのもみ合いから一時20.36ペソ台まで。もっとも午後に入ると全般に値を戻した。週末を前にしたポジション調整の動きに。
対円でもメキシコペソはしっかりとなり、ロンドン市場での1ペソ=6円60銭を挟んでの推移から6円69銭台まで一時上昇。その後ドルペソでのペソ高調整に値を落としたがドル円がしっかりとした動きを見せており6円64銭台まで。
MXNJPY 6.651