先週末の中南米市場はほとんどの通貨が対ドルで売られる中、メキシコペソが比較的しっかりの動き。週を通じてもブラジルレアルをはじめ他の通貨に売りが目立つ中でメキシコペソの堅調さが見られた。
本日発表される4月のメキシコ消費者物価指数、12日(結果発表は日本時間で13日午前3時)のメキシコ中銀金融政策会合での大幅利上げなどをにらんだ動き。
本日21時に発表される消費者物価指数は前年比7.72%と、3月の7.45%から上昇見込みとなっている。前月比では0.58%と3月の0.99%から伸びが鈍化も、依然物価高傾向が継続。こうした状況を受けて12日の会合では0.5%の利上げが期待されており、ペソを支える格好に。
先週末のドルペソはロンドン市場朝の20.30前後からNY・中南米市場午前に20.07前後までドル売りペソ買いが進んだ。その後はその他中南米通貨の売りもあった20.18前後まで買い戻しが入る形に。
ペソ円もロンドン市場で6円42銭台を付けた後6円50銭に迫る動きを見せた。その後少し調整が入り6円47銭台に。
MXNJPY 6.479