前日の海外市場では、欧州中央銀行(ECB)が0.50%の大幅利上げを実施した。利上げ幅は0.25%ではなく、大幅利上げとなり、発表直後はユーロ高となって、ユーロドルは1.0278前後まで上昇した。ただ、その後は大幅利上げによる景気減速懸念からユーロ売りとなり、1.0150台まで下落した。
その後は下げ渋りを見せて、1.0200台を回復している。ユーロドルは今日も不安定な値動きが見込まれる。
ドル円は米経済指標の悪化を受けて、米長期金利が低下したことを受けて、138円80銭台から137円30銭台まで一本調子で下落した。その後は137円台半ばで推移しており、今日は上値が重い中、137円台を中心とするもみ合いとなりそうだ。
今日はフランス、ドイツ、ユーロ圏、英国、米国の製造業や非製造業の7月の購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表される。
各国ともにおおむね前月から低下するとみられており、予想からかい離するようだと、ユーロ、ポンド、ドルの動きに影響を与えるとみられる。
MINKABU PRESS