前日の海外市場では、ドル円は堅調な推移を見せた。ドル高の動きが続いて、145円乗せが視野に入ってきた。なお、144円台後半まで上昇すると介入警戒感などもあり、上値を抑えられやすくなった。
ポンドドルは1.06~1.08台で推移した。26日に1.0350付近まで急落して最安値を付けた。その後英中銀(BOE)のベイリー総裁の臨時の声明を受けて下げ渋りを見せた。大きな下げが続いてきたものの、やや落ち着きを見せつつある。
ユーロドルは26日にユーロ圏の景気減速への警戒感、ドル買いの動き、ポンドドルの下げへの連れ安などを背景に0.95台半ばまで下落した。ただ、27日も上値の重い展開となった。安値圏でのもみ合いの様相を呈している。
ポンドドルもユーロドルの材料次第では再び荒れた展開になる可能性もありそうだ。
ドル円は介入警戒感がやや上値を押さえそうだ。144円台での底堅い動きが続いて、再び145円乗せの可能性が出てきた。
今日は15時に10月の独Gfk消費者信頼感、23時に8月の中古住宅販売成約指数などの発表がある。
MINKABU PRESS
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2022-11
2022-11-23
【本日の見通し】ドル円は底堅い展開か
【本日の見通し】ドル円は底堅い展開か