ポンドドルでのポンド売りドル買いをきっかけに、ドル円も前回9月22日に介入が入った145円90銭を付ける動きを見せた。ベイリー英中銀総裁発言を受けて、ポンドドルはまだ下方向を意識しており、リスク警戒のドル買いもあって、ドル円も上方向の意識。
来週以降の英長期債市場への警戒感がかなり強まっており、ポンド安リスクが意識。ウクライナ情勢もあって売られやすい地合いということもあり欧州通貨全般の売りがこの後も継続する可能性も。
ドル円は介入警戒感が上値を抑えているものの、ドル買い基調もあり、下値もしっかり。146円の大台超えをトライし、さらに上を意識する展開か。今回の動きの中で前回の水準に達したからと言って介入に入ることは難しいとみられる。ただ、大台を超えて一気にドル買い円売りが進むようだと、介入が入る可能性が高まるだけに、動きに要注意。
MINKABU PRESS 山岡和雅