ドル円は海外市場でのドル高一服で144円割れの場面が見られた。もっとも依然高値圏推移が続いている。一時の急激な円安が抑えられただけに、介入への警戒感が後退しているが、前回高値を超えるような動きが出て、一気に上昇を見せると、介入が行われる可能性があるだけに、要警戒、
ポンドは英中銀の長期債購入がいったん大きな上昇を誘った。ただ、利上げを積極的に行う中での国債購入(量的緩和)で矛盾のある政策だけに、不安定な動きが今後も続く可能性。金融システム不安からの急落という意味ではかなり後退しており、フラッシュクラッシュ的な動きへの警戒会は後退も、動きに予断を許さないところ。
MINKABU PRESS 山岡和雅