米雇用統計後の調整もあり、ドル円は少し落ち着いた動きを見せた。もっとも流れはまだ上方向。ユーロドルでのユーロ売りドル買いもあり、堅調な動きに。前週末に付けた140円80銭前後を目先のポイントに、さらに上を試す可能性。
ただ対ユーロでの円買いが重石に。ユーロに関してはノルドストリーム1の無期限停止報道が重石となる。この冬のエネルギー問題がさらに強まるようだと、売りが広がる可能性が高い。
ユーロドルが直近安値である0.9901を割り込んで0.98台に突っ込む動きを見せると、ドル全面高からいったんは上昇も、その後はユーロ円の売りの押されてドル円は上値を抑えられる可能性も。
英保守党党首選の結果がこの後発表される。トラス外相の勝利が濃厚で、すでに市場は織り込み済みということで、事前見通し通りの結果であれば影響は限定的に。
MINKABU PRESS 山岡和雅