11日に発表される4月の米消費者物価指数(CPI)をにらむ展開となっている。
前回40年超ぶりの高水準となる前年比8.5%となったCPIは
エネルギー価格が依然高い水準で推移していることなどから高水準を維持も
予想は8.1%と前回からは鈍化見込み。
コアも鈍化する見込みで、米物価のピークアウト期待に繋がっている。
食品価格が前回以上に上昇している可能性が高いこと、
中古車・新車ともに自動車価格の上昇が見込まれることなどから
予想以上に物価上昇が見られる可能性が十分にある。
前回並みもしくはそれ以上の上昇を示し、ピークアウト期待が後退するようだとドル買いにつながるだけに
発表まではやや動きにくさも。
物価高期待が強まるとドル円は5日の調整後の高値130円81銭をしっかり超えるような動きとなる可能性。
基本は130円台でのレンジ取引か。
週末の北アイルランド自治政府の議会選挙でシン・フェイン党が第1党になったことなどを警戒したポンド売りには要注意。
MINKABU PRESS 山岡和雅