再び125円台が視野に入ってきている。
前回は3月28日に日銀の連続指値オペ実施などを材料に125円台を付けた後は、
3月末に向けて調整が強まり121円台前半までの大きな調整となった。
2015年に上値を抑えた黒田ラインへの警戒感などから、日本の要人発言に反応するなど神経質な動きに。
ただ、4月に入ってドル円は買い戻しが優勢となっており、先週末に124円台後半まで。
米物価高が顕著となる中で、大幅利上げ期待が広がっており、ドル買いの動きに。
今週は12日に米消費者物価指数の発表を控えており、その結果次第ではもう一段のドル買いも見込まれるだけに
堅調な動きが続くと見込まれる。
ロシア軍によるものと見られるキーウ近郊での市民の死亡を受けてロシア制裁の強化が示される中で、ユーロは軟調地合いとなっており、
ユーロドルでもユーロ売りドル買いも、ドル全般の上昇に寄与しそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅