21時半に米国の雇用統計が発表される。市場予想は非農業部門雇用者数が+26.4万人。失業率が3.6%。前回の+39万人に比べると増加幅は減少。もっとも、前回時点で雇用者数はパンデミック前と比べて82万人少ない程度まで戻ってきており、アフターコロナ下での押上効果が後退していることを考えるとしっかりした水準。
ただ、直近のISM製造業、非製造業景気指数の雇用部門はともに47台と好悪判断の境となる50を割り込んでおり、企業の雇用への見方はかなり慎重。
予想を下回る可能性が十分にあるだけに、結果次第ではドル売り円買いが広がる可能性。
ユーロドルは昨日海外市場で一時1.02台を回復も上値の重い展開。下方向のリスクが意識される展開。雇用統計の結果次第ではパリティ(1ユーロ=1ドル)が意識される展開に。
MINKABU PRESS 山岡和雅