昨日の海外市場でウクライナ情勢の前向き進展期待でのドル売りが広がり、ドル円は一時122円を割り込んだ。もっとも日銀の緩和姿勢と米国の大幅利上げ期待との対照的な動きからのドル買い円売りの流れは変わっておらず、ドル円はその後123円近くまで戻している。
125円台を付けてからの調整は、その後いったん下値を支えた123円ちょうど手前を割り込むだけでなく、次のポイントであった122円を割り込んだことでいったんしっかりと入った形。この後上昇を見せると、相当強くなる可能性も。
ポイントであった123円が頭を抑えているが、NY市場午後の下値しっかり感が強いだけに、抜けていく可能性は十分にありそう。
ただ、週末の米雇用統計をにらむ動きも出てきている。上値トライの勢いがないようだと、いったんもみ合いに。
MINKABU PRESS 山岡和雅