21時半の米雇用統計次第。
米国の積極的な引き締め姿勢がドル買いを誘う中、雇用統計にも注目が集まる。
非農業部門雇用者数の事前予想は前回から鈍化を示すも
すでにパンデミック前の雇用水準に近づいてきており、
一時のような大幅な回復を望めないことを考えると十分に多い数字。
失業率の低下見込みと合わせ、高水準が期待されている。
米国の積極的な引き締め姿勢を支える形となりドル買いが期待されるところ。
ただ、ISM製造業景気指数の雇用部門が50を割り込み
昨日のADPもかなり弱く出るなど、関連指標の弱さが見られる。
予想を割り込んでの鈍い伸びとなる可能性は十分にある。
この場合、いったんドル売りが大きく進む可能性があるだけに
発表までは積極的な取引を手控える流れか。
英国が昨日から休場、本日は中国、香港も休場となり参加者が少ないことも
様子見ムードに拍車をかけそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅