海外市場で149円台を付けるなど円売りの動きが止まらず。市場は政府・日銀の介入を期待する動きも、地合いはまだ上方向。150円の大台が視野に入ってきている。
じっくりとした動き、介入が入りやすい東京市場で警戒感から上値が抑えられ、海外市場で高値更新という直近の流れの中で介入が入るかどうかは微妙。介入期待での売りポジションなどもあり、過熱感にかけることもドル円の堅調地合い維持に寄与。
ポンドは財政赤字懸念が大きく後退した。もっとも減税方針を大きな支持理由として政権に就いたトラス首相の退陣要求が強くなっており、政局不安が残っている点をどう見るか。昨日高値前後が重くなる可能性も。
MINKABU PRESS 山岡和雅