【海外市場の注目ポイント】エストニア中銀総裁の発言など

　日本時間午後４時に欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会のメンバーであるミュラー・エストニア中銀総裁がエストニア議会でインフレについて発言する。５月３１日に発表された５月のユーロ圏消費者物価指数速報値の総合は前年比８．１％上昇となり、総合の前年比の伸びが前月の７．５％上昇から加速し、統計開始以来の最高を更新した。こうしたことを受け、ミュラー・エストニア中銀総裁がインフレの上方リスクに強い警戒感を示すようであれば、ユーロが買われる可能性がある。
　
　また、日本時間午後９時半には４月の米貿易収支も発表される。大方の予想は８９５億ドルの赤字となっており、過去最大の赤字だった前月の１０９８億ドルの赤字から赤字幅が縮小するとみられている。
　
MINKABU PRESS