日本時間午後9時にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が講演を行う。レーンECB専務理事兼チーフエコノミストは11月21日に「ECBが(9月や10月に実施した)0.75%のような非常に大幅な利上げを検討するための土台はもはや存在しない」との見解を示していた。その後、11月30日に11月のユーロ圏消費者物価指数速報値が発表されており、総合の前月比が予想外の低下、総合の前年比の伸びが前月から予想以上の鈍化となった。こうした11月のユーロ圏消費者物価指数速報値の結果を受け、ラガルド総裁も利上げペースの減速を示唆するようなら、ユーロが売られる可能性がある。
MINKABU PRESS
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