日本時間13日午前3時に9月20・21日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が発表される。その回の会合では政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が2.25%~2.50%から3.00%~3.25%に0.75%引き上られた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はFOMC後の会見で、「金利上昇、経済成長の鈍化、労働市場の弱含みは国民に痛みを伴うが、物価の安定を取り戻すことに失敗するほどの痛みではないだろう」と述べ、またメスター米クリーブランド地区連銀総裁は前週、「利上げペースの減速が可能なことを示唆するとみなさざるを得ないような説得力ある根拠は見当たらない」と指摘していた。米国のインフレが引き続き2%の目標を大きく上回るなか、議事録で経済成長の減速よりもインフレの抑制を重視し、早期の利上げペース鈍化に否定的な意見が多いことが確認されれば、ドルが買われる可能性がある。
また、日本時間12日午後6時には8月のユーロ圏鉱工業生産指数、同12日午後9時半に9月の米生産者物価指数も発表される。8月のユーロ圏鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比0.7%上昇となっており、前月比では2カ月ぶりに上昇すると見込まれ、9月の米生産者物価指数は、総合の大方の予想が前年比8.4%上昇、コアの大方の予想が同7.3%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の8.7%上昇から鈍化する一方、コアの前年比の伸びが前月の7.3%上昇から変わらないとみられている。
MINKABU PRESS
また、日本時間12日午後6時には8月のユーロ圏鉱工業生産指数、同12日午後9時半に9月の米生産者物価指数も発表される。8月のユーロ圏鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比0.7%上昇となっており、前月比では2カ月ぶりに上昇すると見込まれ、9月の米生産者物価指数は、総合の大方の予想が前年比8.4%上昇、コアの大方の予想が同7.3%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の8.7%上昇から鈍化する一方、コアの前年比の伸びが前月の7.3%上昇から変わらないとみられている。
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