日本時間午後9時15分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果が発表され、同午後9時45分にラガルドECB総裁の会見が行われる。市場では政策金利は現行の1.25%から2.00%に0.75%引き上げられることがほぼ確実視されている。0.75%の利上げはおおむね織り込み済みで、声明やラガルド総裁の会見が焦点になっている。ラガルド総裁は前回9月会合後の会見で、追加の利上げについて、あと2回から3回になる見通しを示しており、今回の会見でECBの早期利上げ打ち止めを示唆するようであれば、ユーロが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には7-9月期の米国内総生産(GDP)速報値や9月の米耐久財受注速報値も発表される。7-9月期の米GDP速報値は、大方の予想が前期比年率換算2.4%増となっており、4-6月期の同0.6%減から3四半期ぶりのプラス成長に転じると見込まれ、9月の米耐久財受注速報値は、総合の大方の予想が前月比0.6%増、輸送用機器を除いた大方の予想が同0.2%増となっており、前月比では総合が3カ月ぶりに増加、輸送用機器を除くと7カ月続けて増加するとみられている。
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日本時間午後10時15分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果が発表され、同午後10時45分にラガルドECB総裁の会見が行われる。市場では政策金利は現行の2.00%から2.50%に0.50%引き上げられることがほぼ確実視されている。利上げ幅を過去2回の会合の0.75%から0.50%に縮小することはおおむね織り込み済みで、声明やラガルドECB総裁の会見、スタッフ予測が焦点になっている。11月30日に発表された11月のユーロ圏消費者物価指数速報値で、総合の前年比の伸びが前月から予想以上に鈍化したことが示された。ユーロ圏のインフレにピークアウトの兆しが出てきているなか、スタッフ予測で2023年のインフレ見通しが下方修正されるようであれば、ユーロが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時には英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果や声明、議事録が発表される。市場では政策金利は現行の3.00%から3.50%に0.50%引き上げられることがほぼ確実視されている。
経済指標としては、日本時間15日午後10時半に11月の米小売売上高、12月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、12月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数の発表、同午後11時15分に11月の米鉱工業生産指数の発表が予定されている。11月の米小売売上高は、総合の大方の予想が前月比0.2%減、自動車を除いた大方の予想が同0.1%増となっており、前月比では総合が4カ月ぶりに減少、自動車を除くと4カ月続けて増加するとみられ、12月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は、大方の予想がマイナス1.0となっており、前月の4.5を下回り、2カ月ぶりに低下すると見込まれている。12月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、大方の予想がマイナス10.0となっており、前月のマイナス19.4を上回り、2カ月ぶりに上昇するとみられ、11月の米鉱工業生産指数は、大方の予想が前月比変わらずとなり、前月比では横ばいが見込まれている。
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日本時間午後8時45分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果が発表され、同午後9時半にラガルドECB総裁の会見が行われる。今回の理事会で政策金利は現行の0%に据え置かれ、中銀預金金利も現行の-0.50%に据え置かれることが確実視されている。声明やラガルド総裁の会見が焦点になっている。3月のユーロ圏消費者物価指数速報値は前年比7.5%上昇となっており、前年比の伸びが2月の5.9%上昇から加速し、インフレは中銀の2%の目標から一段と上方に乖離している。ラガルド総裁が会見で政策金利引き上げの条件の達成に近づいているとの見解を示すようなら、ECBの早期利上げ観測からユーロが買われる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には3月の米小売売上高、同午後11時には4月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も発表される。3月の米小売売上高は、総合の大方の予想が前月比0.6%増、自動車を除いた大方の予想が同1.0%増となっており、前月比では、総合、自動車を除いて、どちらも3カ月続けて増加するとみられ、4月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は、大方の予想が59.0となっており、前月の59.4を下回り、4カ月続けて低下すると見込まれている。
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